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粗形態(そけいたい)について

Q.動きが大雑把で、ちゃんとした動きができません

A.就学前~人によっては小学低学年まで、粗形態(そけいたい)といって、運動神経の回路の配線を行っている時期です。
神経は網の目のように体内に張り巡らされていて、同じ動きを繰り返したり、様々な動作をしたりすることで、網の目が細かくなります。
そして、網の目が細かいほど、効率よく身体を動かす脳からの指令が通るようになるため、それにつれて動きも滑らかになる、という仕組みになっています。
小学生くらいまで(~12歳くらい)は、同じ動きを繰り返すことより、いろいろな運動経験をさせてあげましょう。
あまり小さなうちから一つの競技や同じ動作ばかりをさせてしまうと、筋肉がバランスよく育たず、怪我をしやすくなったり、本来筋肉が持つ力を発揮することができない身体になったりしてしまいます。
この点、欧米と比べると日本でのジュニアスポーツを取り巻く環境は早い時期から単一種目にしぼる傾向があり、国際舞台で活躍できる選手が少ないのは、この点が影響しているように思えます。
キャッチボール例えば、キャッチボールを、違うボールでやってみるとか、テニスなら違うラケットを使ってみるといった道具の工夫で、また、利き手ではない手でボールを投げる、など・・・そのようなちょっとした工夫が子どもたちの神経の回路が細かくなり、”今すぐではなく”将来的に使える身体となってくれるのです。
『時期的に早くから走れる子』と、『将来的に速く走れる子』は、意味が違うのです。
ですので、ぜひこれをお読みいただいているお父様お母様には、小学生くらいまでに運動が苦手という理由で、文化系に限定をしないよう、お願いしますね!

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