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「浜松市小児科医会」について

医師会こんにちは小児科医の長尾正明です。

今回は浜松市内の小児科医のほとんどが会員となっています「浜松市小児科医会」について書かせて頂きます。
浜松市小児科医会は昭和53年4月に設立されました。
(これは、日本小児科医会や静岡県小児科医会が設立される昭和59年よりも6年も前のことでした。)

当時は小児科専門の開業医も10人ほどでしたが、48年に医師会中央病院から浜松医療センターに変わり、49年に浜松医大が開学し、52年に聖隷浜松病院が未熟児センターを開設するなど浜松市内の小児科医療に関する環境が大きく変化し、新しい知識が流れ込んできた時期でした。
そこで開業医も勤務医もこぞって「縁あって当地に住み合わせたのだから、皆さん仲良く、愉快に仕事や勉強や飲み食いに励みましょうや」の共通の考えのもとに参加しました。

以来30年以上にわたって、浜松市内の小児科医が毎月1回(第2水曜日夜)定例会を持ち、医師会や医療に関する情報の提供、交換、そして親睦の場として活用されています。
例回数はすでに370回を超えており、例会ごとに発行されます「小児科マンスリー」という会誌も370号を超えております。
昭和62年からは浜松医大および市内の病院の協力により「浜松市小児科医会研究会」が設立され、地域の小児科の医療情報及び症例検討を行なっています。
講演会を含めると2ヶ月に1回の割合で開催され小児医療のレベルアップに役立っております。

現在会員数は開業医38名、勤務医65名の計103名で、小児科医不足が言われています今日、全国的に見てもその数は多い方だと考えられます。
そして、浜松市小児科医会は、会長はじめ副会長、会計、医師会理事、学術、広報、介護保険、医療保険、在宅及び夜間救急担当割り当、例会担当などなどいろんな役割分担があり、皆協力して雑多な業務をこなしております。
基本的姿勢は、「不公平感のないように」ということで仲良くやっております。

このように、毎月の例会をもち他に研究会などと開業医、勤務医が懇親を深めているところは全国的にも珍しいようです。
ですから、浜松市内の小児科医は開業医も勤務医もお互いの顔や専門をよく知っていますので、特殊な病気でも比較的スムーズに専門の医師に紹介できるのです。

さらに、浜松市医師会では開業医が市内の病院全ての院外主治医になることの出来る、オープンシステムをとっておりますので、お子様をお持ちのご家族は安心して好きな小児科医にかかることが出来ます。

文/長尾小児科 長尾正明先生

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