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インフルエンザについて
市の保健師より
毎日のように暑さの記録がぬりかえられた夏も去り、朝晩の風の涼しさや虫の声に秋の訪れを感じるようになってきました。
気がつかないうちに、でも確実に季節は進んでいるものですね。
スポーツの秋、読書の秋、そして食欲の秋!!
いろいろ美味しい秋の味覚が楽しみですが、たくさん蓄えても冬眠できるわけではないのでほどほどにしておかなくては、と自分に言い聞かせる今日この頃です。今日は秋の終わりから冬にかけて流行するインフルエンザについてお話します。
昨年の新型インフルエンザの予防接種はワクチンが不足し、子どもさんたちもなかなか接種を受けられずご迷惑とご心配をおかけしました。
今年のインフルエンザ予防接種には、原則として季節性2種類と新型の合計3種類が混合されたワクチンが使用されます。
接種方法は今までと同じで、生後6か月~13歳未満の子どもさんは2回、13歳以上の方は原則1回です。
妊婦さんや授乳中の方も支障なく接種できます(妊婦さん向けには保存剤の添加されていないワクチンがあります。接種前に医療機関にお問い合わせください)。
今年は昨年に比べてワクチンの製造量が増え、10月の接種開始時から希望される方にはゆきわたる、と言われています。かかりつけの医療機関にご予約ください。
免疫の持続期間は、接種の後2週間~5ヶ月程度と言われています。
毎年のインフルエンザ流行期に当たる1~3月頃には免疫を保てるよう、10月~12月中旬までに接種を受けましょう。
ここで大切なことは、「予防接種を受けることでインフルエンザにかからなくなる」のではない、ということです!
予防接種の本当の目的は「インフルエンザにかかった時に重症になるのを防ぐ」ことなのです。
子どもさんもおうちの人もインフルエンザから身を守る行動が必要です。
昨年の新型インフルエンザの流行の時には、あちこちのお店や施設で見かけた手のアルコール消毒剤。
今では当たり前の光景になってしまい、見過ごしてしまっていませんか?
感染の予防にはお出かけの後の手洗いとうがいが一番大切!!
冬に向けてまた新たな気持ちで取り組んでみてください。
またインフルエンザウイルスは、低温で乾燥した環境が大好き。(だから冬に流行するのですが)
マスクをしてのどや鼻の粘膜の乾燥を防いだり、お部屋の中では加湿器を使ったりというひと工夫でかなり予防効果があります。
予防接種をしたからもう安心!ということではなく、自分で自分の身を守る行動を、良いクセにできるといいですね。
この冬も子どもさんたちが元気に楽しく過ごせますように。