歯をぶつけてしまったときはどうしたらよいですか？

次のような順序で対応していきましょう。

1．怪我の状態の確認をしましょう！

歯を怪我したときに頭や顔にも怪我をしていることがあります。
意識ははっきりしているか？鼻や耳から出血はないか？を確認しましょう。
砂や土などがお口の中にあるときは、水でよくすすぎましょう。
出血があるときには清潔なガーゼやハンカチで出血部位をおさえましょう。
いずれにしても状況をまずお電話で落ち着いてお教えください。

2．すぐにお医者さん（歯医者さん）に行きましょう。

ここからは状況によって処置が異なります。

(A)歯がぐらぐらしている。
歯が脱臼している（抜けかけている）、陥入している（歯が奥に入り込んでいる）、歯が折れている（この場合は以下に記載します）場合があります。歯医者さんへ行き、接着剤で一時的に固定するか、場合によってはそのまま様子をみます。

(B)歯がかけたとき。
歯が小さくかけたか、大きくかけて中の神経が見えてしまっているか、歯の根から折れているかで処置が異なります。
かけらも回収して歯医者さんに行きましょう。

(C)完全に歯が抜けてしまったとき。
前回、前歯が根っこごと抜けてしまったら？ をご覧ください。

誰しもお子さんがお怪我されたら気持ちが焦ってしまうものです。
そのようなときに上記を参考にしていただければと思います。

文／陽だまり佐野歯科院長　佐野陽彦先生