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歯と歯の隙間が多いのですがよいのでしょうか?

教えて歯医者さん子どもの歯Q&A

Q

小学2年生の上の子と幼稚園の下の子が、2人とも前歯の歯と歯の隙間が多いのですがよいのでしょうか?

A

この場合、下のお子さんは乳歯列なので発育空隙と呼ばれている状態であれば心配いりません。これは後からそこに生えかわる大きな永久歯が生えるための大事なスペースです。
※上の歯のBC間と下のCD間での隙間は霊長空隙と呼ばれ、これも生理的なものなので心配いりません。

上のお子さんは前歯が左右1本ずつないし2本ずつ生え変わっている状態と考えられ、特に上の歯は真ん中の歯間(正中の両側上顎1の間)に隙間がある場合が多いです。
正中離開と言いますが、問題のあるときと問題のないときがあります。
隣の2番目の歯、3番目の歯が生えてくることで自然に閉鎖していく場合は問題ありませんが、以下の場合の中には適正な時期での治療が必要になります。
・ 歯の大きさと顎の大きさが合っていない。
・ 正中過剰埋伏歯がある場合(骨の中に余分な歯が埋まっている場合で歯の生える障害となります)。これは歯医者のレントゲンで確認します。
・ 上唇小帯(上唇の裏の正中のすじ)が以上に太く、歯の付け根まで伸びている場合。
・ 1番目の歯が前側に出て生えている場合。
このように正中離開は原因が多岐にわたりますので、お子様が気になる場合には歯医者さんに一度相談しましょう。

文/陽だまり佐野歯科院長 佐野陽彦先生

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