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新米ママとして~助産師たちのつぶやき~

皆さんこんにちは。私は昨年3月に第1子を出産し、今年の4月からバースセンターへ復帰した助産師です。

10年ちょっと、助産師として妊婦さんや産婦さん、出産されたばかりのお母さん方のお手伝いをさせていただいてきましたが、いざ自分が子育てをする立場になると…やはり思うようにはいきませんね。

そこで、育児休暇をいただいた1年間、助産師であることを封印し(?)、新米ママとして色々なことに参加してきました。例えば保育園の親子広場、区ごとに行われる離乳食教室、そして子ども館で行われるベビーマッサージ、さらにはハイハイレース。一番多く利用したのは、近所の保育園で行われている親子広場です。私は主に3つの保育園の親子広場を利用していました。親子広場の開催は保育園によって月に1回だったり、毎週曜日が決まっていたり、毎日行われていたりと様々です。行われる内容も様々で季節の催し物(豆まきとかクリスマス会とか)があったり、ベビーマッサージがあったり。そういう情報は、区役所や保健センターに各保育園の親子広場の予定表が置いてあるのでそれをもらいに行くか、各保育園に直接問い合わせて教えてもらうかになります。

新米ママ私は子どもが6ヶ月になるくらいから行き始めたのですが、はじめて行く時はとても緊張しました。どんな雰囲気なのか、具体的に何をするのか、そして他のお母さん達と打ち解けられるだろうか…。勇気を振り絞って参加した結果は、行ってよかった!でした。

自然に同じくらいの月齢の子どもがいるお母さん達が近くに集まり、「何ヶ月ですか?」から自然に会話も始まります。もちろん、毎回参加する人は違うので、何度も会うお母さんもいれば初めて会うお母さんもいます。でも、仲良しグループが出来ていてはじめての人が会話に入りづらいという事はありませんでした。同じくらいの月齢の子どもがいるお母さん同士でないとわからない事や分かち合えない事もたくさんあります。周りの人からしてみたら些細なことでも、その時期のお母さんにとっては大問題だったりすることもあります。「夜、なかなか寝てくれなくて…」「離乳食を全く食べなくて…」。いつも誰かが話し始めると「うちの子もそう!」「何で寝ないんだろうね?」と話がどんどん盛り上がっていきます。散々しゃべっても、答えがでることはありません。でも会話の中にたくさんの育児のヒントが転がっています。

育児書を見たり、インターネットをみたりすれば情報は集められる時代。それでもやっぱり、自分の育児がこれでいいのか、世の中のお母さん達は悩んでいるんだと思います。自分の悩みを口にして誰かに聞いてもらうこと、そして自分の言葉に反応してもらうこと。旦那さんにはわかってもらえない育児の悩みもお母さん同士なら分かち合えたりします。子どものことや自分のこと。そしてちょっとだけ旦那さんの愚痴。たくさん話して、たくさん聞いて、悩んでいるのは自分だけじゃないんだ、うちの子だけじゃないんだと思えることで安心感を得ることができます。そして、何よりも悶々としていた気分がちょっと楽になります。

自分が育児をしてみて、育児には正解がないのだなということをしみじみ感じました。子どもに振り回されっぱなしの毎日。思い通りにならない日々。でもだからこそ育児は楽しい!自分と夫と子ども。

それぞれが新米なので手探り状態の育児は続いていますが、こんなことを経験できるのも今の時期だけと、子どもに振り回される自分も楽しめるようになりました。子育て中のお母さん、勇気を出して今しか参加できない色々な催し物に参加してみてください!きっと、素敵な出会いや発見がまっていますよ。

文/浜松医療センター 助産師 葛綿優子

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