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虫歯の進行
子どもが虫歯で穴があいて痛かったみたいですが、今は痛がっていないので治ったのでしょうか?歯医者には行かなくてもいいですか?
一旦症状が落ち着いているだけで虫歯が治ったわけではありません。歯科医院に行って治療してもらいましょう。
状況の詳細は検査をしてみないと分かりませんが、虫歯ができて歯表層のエナメル質より深部の象牙質に達すると冷たいものや甘いものでしみたり痛みが出るようになります。食事のときに虫歯の穴に硬いものが入り、咬んだときの痛みを訴えることもあります。しかしそのような刺激がなければ痛みが出ないことが多いです。
虫歯が進行すると象牙質の奥の歯の神経(歯髄)に達します。このようになると刺激がきっかけでズキズキした痛みが続いたり、咬んだときの痛みや何をしなくても痛みが出るようになります。
さらに虫歯が進行すると虫歯菌は歯根の先端へ向かい根管内(歯髄が入っているところ)を進み、歯根の先端に感染し膿を溜めていきます。このようになると歯髄が死んでしまった状態になり、冷たいものでの痛みやズキズキした疼痛から鈍痛や違和感に変わります。
ここで痛みを訴えなくなることもありますが、「治った」か「治っていない」かで言いますと「治っていない」ことが明白です。さらに放置すると歯を保存できず抜歯する必要が出てきたり、感染が進行し顔が腫れてきたりすることがありますので、歯科医院に行って相談しましょう。