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キシリトールの効果と副作用
「キシリトールは虫歯を防ぐ!」ってCMでも耳にしますがこれって本当でしょうか?悪いこともありますか?
「キシリトールによる虫歯予防」、これは本当のようです。1975年に最初の研究が発表されて以来、世界各国で数多くの研究でみとめられています。では “キシリトール”はよく聞くけどどんな効果があるでしょうか。大きくは以下の3つに分けられます。
(1)糖分を摂取すると通常は虫歯の原因となる「酸」を作りますが、キシリトールではその酸を作りません。さらにその原因の酸の中和を促進することもしています。これは「虫歯の原因(の酸)を作らない!」、「さらに虫歯の原因(の酸)をなくす!」といったことになりますね。
(2) 「虫歯の発生、進行を防ぐ!」の効果もあります。歯垢の付着を抑制し菌が剥がれ易く、さらに歯の石灰化を促進します(再石灰化については確証はなくガムによる効果との報告もあります)。
(3)「虫歯の原因菌の活動を弱める!」これは他の甘味料ではないキシリトールの特技です。
ではキシリトールはよいことばかりでしょうか?キシリトールは腸内で水分を吸収する働きがあります。つまり下剤と同じような働きがあります。一度に過剰摂取をされますと下痢や腹部の不快感が起こる可能性があります。体質によっては少量でも便がゆるくなりますのでご注意ください。また妊娠中や授乳中の方が大量に摂取することについては、十分な安全性が確認されていないため控えるようにしてください。
キシリトールはガムなどで少量ずつ摂取することで多少の虫歯予防効果が期待できます。摂取量に気をつけてお召し上がりください。