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冬の乾燥肌対策

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1月を迎えましたが、まだまだ寒さの厳しい日が続いていますね。この時期は、空気の乾燥に加え、室内では暖房を使用するため、湿度が低下し、肌の水分が蒸発しやすくなります。そこで、今回は乾燥肌とその予防法についてご紹介します。

 

乾燥肌とは

乾燥肌とは、肌の水分や皮脂が不足し、潤いがなくなっている状態のことをいいます。入浴後や洗顔後に肌がつっぱる、全身がカサカサする、などの症状がみられます。

乾燥肌になるとなぜかゆいの?

肌には、肌内部からの水分の蒸発を防ぎ、細菌や花粉、紫外線といった外部の刺激や異物から体を守る「バリア機能」が備わっています。
肌が乾燥すると肌の角層が乱れて、この「バリア機能」が正常に働かなくなります。すると、本来皮膚の奥に存在しているかゆみの知覚神経が皮膚の表面近くまで伸びてくるため、外部からの刺激(衣服との摩擦や汗など)に敏感になり、かゆみが起こります。さらに、かくことで湿疹ができるという・・・悪循環に陥りがちです。

乾燥予防のポイント

スキンケア

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肌の潤いは、肌の中の水分を保つ機能と、その水分の蒸発を防ぐ機能によって保たれています。乾燥を予防するには、まずローションで肌の中の水分を補い、次に乳液やクリーム、軟こうで水分の蒸発を防ぐことが基本です。朝とお風呂上りなど1日2回は塗りましょう。お風呂上りは肌の水分が蒸発しやすいです。タオルで水気を拭き取ったら、なるべく早めに保湿剤を塗ると、効果的です。

 

 

入浴

湯温は40℃以下がよいでしょう。熱い湯につかったり、長湯をしたりすると、皮脂がお湯に溶け出して、肌が乾燥し、かゆみが強くなります。肌の潤いを保つためには避けましょう。また体を洗う時は、よく泡立てたせっけんをつけた手のひらや、柔らかいタオルでやさしく洗いましょう。

※日常的なケアで改善がみられない場合や、乾燥やかゆみが強い場合には医療機関(皮膚科)を受診し、適切な指導や治療を受けるようにしましょう。


文/浜松市保健師 中野

 

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