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どのくらい噛むのがいいの?
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食事の時によく噛むことは良いと聞いたことはありますが、どのくらい噛むのがいいのでしょうか?
現代人は正しい咀嚼がしにくい食環境に置かれています。食事時間が短く、軟らかい食物やファーストフード、安易な健康補助食品や栄養剤の多用で「噛む」ことがおろそかになっています。家族で食卓を囲むことも少なく、個食化が進んでいます。戦前と比較すると、咀嚼回数や食事時間(咀嚼時間)は半分以下にまで落ち込んでいます。
このまま「噛んで食べる」能力がこのまま低下すると、生活習慣病や認知症などが増加することも言われています。今、小中学校では「食育」が行われています。
食育の目的の1つは食べ方によって健康をつくるということです。
厚労省は「噛ミング30(カミングサンマル)」運動を推進しよく噛んで食べること、30回噛むことを推奨しています。
また、日本歯科衛生士会が掲げている「よく噛む10か条」というものもあります。
それは、
(1) 1回30回ずつ噛んで食べる。
(2) 飲み込もうと思ったら、あと10回噛む。
(3) 食べ物の形がなくなるまで噛む。
(4) 唾液を混ぜておいしさを味わってから飲み込む。
(5) 水分と一緒に流し込まない。
(6) 1回の量を少なくする。
(7) 口に入れたものを飲み込んでから次のものを入れる。
(8) 歯ごたえのある食材を選ぶ。
(9) 一口食べたら箸を置く。
(10) 会話を楽しみながら食べる。
これらは子供から大人まで誰にでもできる最も手軽な健康法ですね。