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くっついた
赤ちゃんに人生はじめて出会わせてあげたい絵本の1冊です。
くり返しのことばとシンプルでわかりやすい絵が赤ちゃんの絵本としてすぐれています。
きんぎょさんから始まってあひるさん、ぞうさん、おさるさんとページをめくるたびに「くっついた」のくり返しを楽しみます。次は何がどこにくっつくのかな?と赤ちゃんもうれしそうに目を見張りますよ。
くっつくというのは、小さい子どもの成長にとても大切なことです。
おかあさんとほっぺがくっついたところで赤ちゃんは思わず、にーっとうれしい顔になり、最後のページではおとうさんのほっぺもくっついて、きゃははははという声まで聞こえてきそうな赤ちゃんの最高な笑顔が描かれています。
私たちが開催している赤ちゃん絵本教室でも、この絵本をいっしょに見ていたパパが、最後のページのところで思わず自分の子どもにほっぺをくっつけて「くっついた~」と真似をして、親子3人で本当にうれしそうでした。
この絵本は、作者の三浦太郎さんがご自分のお子さんと触れ合うなかで生まれたものだけに、その思いがちゃんと伝わりますね。絵本の最後『作者のことば』にコメントがありますので、ぜひ、お読みください。
そして、お子さんが2歳、3歳と成長するなかでヒントを得て描かれた「なーらんだ」「わたしの」と絵本が続きます。
文/子どもと絵本ネットワーク ルピナス 副代表 島田洋子さん