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片付け上手の習慣づくり
こんにちは。保健師の情野です。寒い日が続きますね。休息や食事をしっかりとって寒さに負けない体づくりをしましょう。
今回は、片付け上手の習慣づくりがテーマです。小さな子どもがいると、部屋の中は片付かないものです。子どもに「片付けをしなさい!と何度言ってもなかなか片付けられるようにならない」、そのような悩みを持つお母さんからのご相談をよく受けます。そんな困った・・に役立つ3つのコツをお伝えします。
- 片付けは一緒に楽しく
1歳頃から、子どもに「ないないしようね」と声をかけながら、まずはお母さんやお父さんが片付けて見せてあげてください。子どもの言葉の理解に応じて「おもちゃも寝んねしようね」など工夫をして、子どもが楽しく興味をひくような声かけをしてあげるといいでしょう。それを繰り返していると、子どもは「ないないする」という言葉と行動が結びつき、遊んだら片付けるということがわかってきます。一緒に片付けながら、上手に片付けができたら「上手にできたね」と嬉しそうに褒めましょう。自分から進んで片付けを手伝おうとしたら、上手にできなくても「ありがとう、ママ助かるよ」と声をかけてあげてください。
- 片付けの仕方を工夫しましょう
1歳半~2歳になると、子どもは何でも自分でやりたがるようになってきます。その気持ちを大事にして、片付けも要領よくできるように工夫しましょう。
たとえば、おもちゃや本をしまう場所を決めましょう。入れにくい場所だと子どもが片付けを苦手に感じることがありますので、おもちゃ箱をフタなしにするといいです。そして3歳頃になるとおもちゃを分類して入れる箱を用意してあげるといいでしょう。子どもに細かい分類は難しいので、大まかな分類で構いません。箱にしまうおもちゃの絵や写真を貼ったりすると、片付ける場所が分かり、子どもは絵合わせ感覚で楽しく片付けられます。
また、片付けをするタイミングも大切です。子どもにとってすぐに気持ちを切り替えて片付けるのは難しいものです。ごはんやお風呂、寝る前など生活の中の区切りがおすすめのタイミングです。出かける予定があるときなどは、遊ぶ前にあらかじめ「時計の長い針が○まできたら、お片付けしようね」と伝えてあげて、子どもの気持ちの切り替えのサポートをしてあげましょう。
- あまり神経質にならないで
お母さんの完成図は、物がなくなってきれいな部屋かもしれませんが、子どもは大人のように片付けが上手にできません。頑張っても物が出ていたり、しまう場所を間違えることがあります。片付けは経験と共に上手になっていきますので、サポートしてあげながら、楽しく片付けをしましょう。
文/浜松市保健師 情野 真美