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生活のちょっとした工夫で、つら~い腰痛にグッバイ!
こんにちは。保健師の河合です。3月になり出会いと別れの季節がやってきました。お引越しをされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。引っ越しでは重い荷物を運んだり、そうでなくても子育て世代の皆さんは日々大きくなるお子さんに抱っこをせがまれたりと、今は腰痛のない方も腰痛の危険は身近にあります。今日は生活のちょっとした工夫で、辛い腰痛の解消や予防ができる方法をお伝えします。
1.腰痛の原因

腰痛で病院の外来を受診する人のうち、約85%が原因の特定できない腰痛だと言われています。大きく分けて3つの原因が影響し合って、腰痛になります。
- 腰へ負担のかかる動作 ex.)重いものを持つ
- 寒さや転ぶなどの環境 ex.)寒さで筋肉がこわばる
- その人が持っている特性 ex.)腰を支える筋力が弱い
2.腰痛対策
(1)腰に負担の少ない姿勢を心がける
重い荷物やお子さんの抱き上げは腰に負担がかかります。無理な体勢(前かがみ、中腰、身体のひねり)を避けることで腰にかかる負担を減らすことができます。
- 持ち上げるものとの距離を近くし、正面に立つ
- 片足を少し前に出す
- 膝を曲げて腰を落とし、膝を伸ばすようにして持ち上げる
(2)適度な運動を行う
ぎっくり腰を起こしたばかりなど急激な痛みを感じている際は、安静が必要な場合もありますが、適度な運動は腰痛を予防、解消するのに効果的です。ウォーキングなどでもいいですし、浜松市健康応援サイト「WELはままつ」では、タオル一つでできる腰痛予防のエクササイズを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
(3)病院へ行く
腰痛の中には原因となる病気があり、治療が必要なこともあります。痛みが続いたりしびれを伴ったり気になる痛みの時には、病院を受診してください。
新型コロナウイルス感染対策でお子さんとおうちで過ごすことも増えていると思いますが、これらのことを意識しながら生活して、腰痛がつらくならないよう予防しましょう!
文/浜松市保健師 河合