新年を迎え、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今年も幸せな一年になることをお祈りしております。
さて、医療センターでは今年は、いよいよメディカルバースセンターが誕生します。
私たちのNo.1のつぶやきでも、メディカルバースセンターの特徴をお話しましたが、今回は、助産師外来のことを取り上げたいと思います。

メディカルバースセンターでは、母児に合併症がなく低リスク、すなわち妊娠中も出産時も正常と予測された場合に出産するところです。
ひとたび緊急な状態が生じれば医師が駆けつけ素早く対応することが特徴です。そのためにも周産期センターと同じ階でフロアーが続いた場所に位置しています。
正常な妊娠経過をたどれるように、妊婦さんの心と身体について考えていくところが助産師外来です。
妊娠は病気ではありませんが、妊娠中の過ごし方ひとつで異常を引き起こす可能性もあります。
たとえば、お正月のように、おいしいものをたくさん食べてごろごろしている生活をいつまでも続けてしまうと、きっと体重も急上昇していきます。
体重が一気に増えてきてしまうと、むくんでしまうこともあり、妊娠性高血圧という病気もひきおこしてしまうかもしれません。
赤ちゃんを産むときにも産道という赤ちゃんの通り道にもお肉が付くので産道が狭くなってしまい、いわゆる難産になってしまうでしょう。

妊娠中の10か月間は長い期間でもあります。
助産師外来で、妊婦さんの状態を見てゆっくり、じっくり話を聞きながら軌道修正し、ともにバースプランを作り上げていくところにしていきたいと思います。
ぜひ、妊婦さんも自分の悩みや思いを私たちに教えてください。
ともに考えていきたいと思います。

メディカルバースセンターでは、チーム健診という形をとっていきます。
正常な経過ならば、医師と助産師の健診を交互に行なっていきます。
助産師外来で、妊婦さんと話をする時間が増えるので私たちはとても楽しみです。
皆さんのご期待に添えるよう私たちも自己研鑽を重ねていきたいと思います。

（周産期センター 新田京子）