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富士登山 助産師たちのつぶやき
先日、人生2度目の富士登山に行ってきました。
初めて登った去年。登ることが本当にしんどくて、頭は痛いし、吐き気はするし・・・本当に何度も挫折しそうになりました。一緒に登った友達が、「もう、やめよう」と言ってくれないかな、そう心から何度も思っていました。そして、登頂には成功したものの、もう2度と登るまい、そう誓って富士山にさようならを告げて帰ってきました。
しかし、何を血迷ったか、今年も登りにいくことになり、去年は徹夜で登り、とても苦しかったので、今回はその学びを活かし、泊まりで行く事にしました。そのかいあってか、頭痛も吐き気もなく、しんどかったものの、頂上までは楽しく登ることが出来ました。しかし、悲劇は下りでした。膝、股関節痛に必死に耐え、友達、金剛杖の力(笑)を借りながら、なんとか下山。もう、今度こそ、登るまい、そう思っている今ですが、来年も登りに行くのかもしれません。
お産はよく登山に例えられます。ゆっくりと、一歩一歩進んでいくこと、苦しくとも必ずゴールがあること、そしてその先には絶景が広がっていること。赤ちゃんとの対面は、富士山のその絶景よりも、かけがえのなく素晴らしいものでしょう。そして、陣痛の痛みも忘れ、また新しい命を求めたくなるのでしょう。
2度目のお産は、初めてよりも軽く感じることも、お産後の後腹が強いことも、登山に似ているのかもしれません。
文/メディカルバースセンター助産師 鈴木千恵美