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赤ちゃんの名前 助産師たちのつぶやき

みなさん、こんにちは。12月に入って、寒さが厳しくなってきましたね。

命名もう、お腹の中に赤ちゃんがいる人は名前を決めましたか?私は妊婦さんや褥婦さんに「赤ちゃんの名前は決まっていますか。」と聞くことがあります。それは、赤ちゃんがお腹の中にいる時でも生まれてからでも、その時々に「赤ちゃん。」って声をかけるのではなく、名前が決まっているのなら名前で呼んであげたいと思っているからです。でも、実際は生まれる前に名前が決まっている人は半数もいないと思います。私も一人目の子の時は、名前を妊娠中に決めることができませんでした。

名前を決めたのは子供を産んでからで、主人と意見が合わずに時間ばかりが過ぎ、授乳など育児をしながら精神的にも肉体的にも余裕のない中で、悩んで決めた思い出があります。名前を考える大変さを一人目で経験したので、2人目の時は妊娠中に決めて、お腹の赤ちゃんに名前を呼んで話しかけることができました。名前を考える方法として、本やインターネットから情報収集をする人や、姓名判断で画数にこだわる人、神社にみてもらう人など方法も様々です。近頃では名前をキラキラネームにする人もいて、華やかで個性的な名前も多いですよ。名前が決まっても、親や兄弟など周囲から意見を言われて、困っている人もいます。みんなの意見を聞きながら名前を決めるのも大切なのかもしれませんね。

私の子供が小学校で命の大切さや自分の生い立ちについての授業をした時に、お腹に赤ちゃんができてから生まれるまでの両親の気持ちや自分の名前の理由を聞いてくる宿題がありました。その時に、私は助産師として生命の誕生について授業を行いましたが、子供たちはとても興味を持って話を聞いてくれました。小学校の授業がなかったら、妊娠や出産について語る機会はなかったので素晴らしい機会を頂いてよかったと思います。その中で、改めて子供に対する親の思いをしっかり伝えられる名前にすることが大切だと感じました。

最後に助産師として、子を持つ母親としてのアドバイスです。赤ちゃんを産んだ日から数えて14日以内に名前を決めて、出生証明書を提出することになっています。出産すると育児が大変なので、妊娠中に名前を決めるのは無理でも、おおよその候補は決めた方が楽ですよ。そして、親としてどうしてその名前を決めたのか、子供に対する思いを語ることができるようにしておきましょう。それを子供が聞くと親の思いが充分に伝わり、子供も自分の名前に誇りと自信を持つことができると思います。苗字は結婚したら変わるかもしれませんが、名前はその子にとって一生変わることのないものなのです。後回しにせずに、じっくり悩んで決めてくださいね。

文/浜松医療センター 高柳昌子

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