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産後の育児 助産師たちのつぶやき

みなさんこんにちは。浜松医療センター助産師の松下と申します。

今日は妊婦さんがお産を終えた後、産後の赤ちゃんとの生活についてお話しさせて頂きます。これから妊娠を望んでいる方、お産を控えている方、産後の方やそのご家族に是非参考にして頂けたらと思います。

夜泣き赤ちゃんは生まれてからお母さんのおっぱいもしくはミルクからのみ栄養を摂ります。1回に多くの量を飲めないので、少しずつ、こまめにあげていく必要があります。具体的には、約3か月まで3~4時間おきに授乳します。しかし、赤ちゃんは毎回時間になったら起きるわけではありません。お腹いっぱいでも、オムツがきれいでも抱っこして欲しくて泣くことがあります。そのため、お母さんは赤ちゃんにつきっきりになります。もちろん夜間も授乳はあり、24時間続くのでお母さんは休む間もなく、眠れない日々が続きます。

授乳以外にも、初産婦さんは初めての事ばかりで、不安になったり疲れたり悩んだりすることがあると思います。また、経産婦さんも、2人、3人のお母さんになるのは初めてです。上の子と関わりながら、赤ちゃんのお世話をし、忙しい日々になります。一度経験していても、上の子と全く同じということはありません。上の子と比べたり、新たな不安や心配が出てくると思います。そんな時、傍で赤ちゃんのお父さんやご家族が、お母さんの話に耳を傾けてあげたり、疲労や頑張りをねぎらってあげたり、少し手伝ってあげるだけでお母さんの気持ちはとても楽になり、前向きに育児にむかえると思います。

マタニティブルーという言葉を聞いたことがありますか?産後はお産の影響によって女性ホルモンのバランスが崩れます。そのため、半分くらいのお母さんが少し憂鬱な気分になったり、涙が出てきたりします。そのような面からも、周りのサポートがとても重要になりますので、お母さんが安心して笑顔で育児していけるよう、お母さんを中心に家族みんなで育児をしていく気持ちが大切だと思います。お母さんになったばかりで、できないことや分からないことがありますが、大変なお産を乗り越えたのです。自信を持って少しずつ素敵なお母さんになっていきましょう。お母さんが笑っていると赤ちゃんもうれしいです。お母さんが泣いていると赤ちゃんも不安になります。

いっぱいおっぱいをあげて、いっぱい抱っこして、愛情いっぱいで育児していってほしいですね。

文/浜松医療センター 助産師 松下有里

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