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PMS(月経前症候群)とうまく付き合うには

なぜかイライラこんにちは、保健師の松井です。日差しに少しずつ春を感じる季節となりました。みなさんいかがお過ごしですか?年度末の忙しさ、4月からの新しい生活の準備など、あわただしく日々が過ぎていきますね。なんだかイライラ、いつもの調子が出ないなあ、という人もいるのではないでしょうか?今回はそのイライラの原因かもしれない、PMS(月経前症候群)についてお伝えします。

  • PMS(premenstrual syndrome)とは
    PMS…月経前症候群とは、月経3~10日前に下腹部痛、むくみ、腹部膨満感、イライラなどの症状が出現し、月経がはじまるとそれらの症状がなくなることをいいます。皆さんは次のような症状に悩まされたことはありませんか?
    ・身体的な症状…頭痛、腰痛、乳房の張りや痛み、眠気、食欲亢進、倦怠感など
    ・心理的な症状…悲観的になる、イライラしやすくなる、周囲の人にきつくあたってしまう、涙もろくなる、など
    いつもなら穏やかに流せるような家族の発言に「かちん」ときてしまったり、余裕を持って対応できなかったり、原因不明のイライラや調子がのらないのは、もしかしたらPMSの症状なのかもしれません。
  • 原因は?
    PMSはなぜ起きるのか、現在でも明確に解明されていません。体内のホルモンバランスの変化からではないかと言われています。
  • 「知っておくこと」が大切
    身体的・精神的な不調がPMSのせいかも、と気づくだけでも気持ちが軽くなってきませんか?PMSを知らないと、心身の不調に対して「こんなことを思ってしまうわたしは最低だ…」とさらに自分を追いつめてしまうこともあります。「不調なのはPMSのせいなのかも」と気楽に考えたいですね。
    自分の身体が今どんな時期なのか知り、PMSの見通しを持っておくために、基礎体温をつけてみましょう。自分の月経のサイクルが分かれば、精神的に波のある時期には大きな決断をしない、大切な予定を入れないなど、備えることもできます。
  • 「知ってもらうこと」も大切
    PMSがあるなら、家族や職場の上司、同僚などへ話して理解を求めましょう。あなたが何の説明もないままイライラしたり悲観的だったりすると、周囲の人はびっくりし、あなたという人を誤解してしまうかもしれません。周囲にも知ってもらうことによって、トラブルを回避できる可能性があります。

症状が重いようなら病院へ
PMSの症状が重く、仕事・子育て・家事などの日常生活に支障が出ているようでしたら、婦人科へ相談することをお勧めします。

PMSについて考えることは、自分の心と体に耳をすます良い機会になると思います。月に一回やってくる月経前の症状を上手に乗り越えてくださいね。

文/浜松市保健師 松井

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