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妊娠中から産後の食事について 助産師たちのつぶやき

助産師たちのつぶやき日差しが暖かい日が多くなり、早咲の桜や菜の花がふとしたところできれいに咲いているのをみて春が待ち遠しくなりますね。

以前、先輩助産師の話を聞いた時に、改めて大切さを感じたことがあったので今回少しお話します。

入院中のお母さんたちに母乳を吸わせるお手伝いをするときに母乳は血液から作られるので水分を意識して1日に2Lを目安に飲んでくださいと言っています。ですが水分として水・お茶をたくさん飲むだけでは2~3時間後に多くが尿としてすぐに排泄されてしまいます。ですが、食べ物として水分を取ったらどうでしょう?1日半から2日は消化や吸収で体内にとどまり体の中をめぐります。水・お茶でとるだけよりも、プラスアルファとして食事で水分を取るほうが身体の中の水分の滞在時間が長くなります。水分の多い食事といったらパン食よりも米を食べる和食です。具だくさんの味噌汁などの汁物、煮物、おひたしなどが簡単に取り入れられそうですね。

食事

特に妊娠中~お産後の母乳を与える時期はサラサラの血液を作る食事が大切です。糖や脂肪を多く含んだドロドロの血液よりもサラサラの血液でいるほうが、自分の五感を敏感に、最大限に発揮できると聞き少し驚きました。妊婦さんだったら赤ちゃんの胎動を感じやすくなったり、お腹の赤ちゃんの姿勢が母自身で触ってわかるようになったりするようです。

赤ちゃんの姿勢は妊婦健診時、エコーで初めて知る妊婦さんが多いですが、自分の感覚を研ぎ澄ませることができれば24時間胎児といるお母さん自身で赤ちゃんの姿勢や向きが自然と分かるみたいです。目からうろこでした。また母乳で育てるお母さんは、食べたもので母乳がつくられ、それを飲んだ赤ちゃんの骨や肉となり身体を作ります。改めて間食を含む食事を大切にするべきだと再認識しました。人を良くすると書いて「食」。忙しい毎日ですが少し心にとめておきたいと感じました。

文/浜松医療センター 助産師 清水有紀

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