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赤ちゃんとの夜間の過ごし方 助産師たちのつぶやき

助産師たちのつぶやき日中はだいぶ気温が上がる日が増えてきました。梅雨は湿度が高く、コロナウィルスの影響もあり、過ごしにくい日々が続いています。心身ともに体調を崩してはいませんか?

さて、今回は赤ちゃんとの夜間の過ごし方についてお話しします。最近、入院中のお母さんから「昼間は寝ているのに、夜はおっぱいをあげてもずっと泣いています」と聞かれることが多いです。個人差はありますが、生まれたばかりの赤ちゃんは昼夜逆転していることがあり、昼間はよく眠っていても夜間は覚醒し、おむつ交換をしても授乳をしても泣いている子は多くいます。新生児(生後1か月)の赤ちゃんの1日の睡眠時間は、14時間だと言われています。1日中眠っているように思われていますが、1日の約40%は覚醒しています。昼間によく寝ているということは、夜間は起きている時間が長いのが当たり前なのかもしれません。

夜間赤ちゃんが泣いているときは、まず、おむつを確認し、おっぱいをあげたりミルクを飲ませてみたり、、、、。あとは、甘えたい!!という赤ちゃんも多いです。甘えたくて泣いていたり、不安で泣いたりする赤ちゃんもいます。そんな時はお母さんやお父さんの抱っこが一番心地いいのだと思います。数日前まで狭いお腹の中で自分の体を小さく丸めて10か月間も水の中にぷかぷか浮いていた赤ちゃんが、急に平たいベッドに横になることは不安になると思います。おくるみなどを使って、お腹の中にいた時のような体勢にして巻いてみたり、抱っこの時は背中をまん丸としてみたりしてあげてください。お腹の中で聞いてたお母さんやお父さんの声を聴くと落ち着くかもしれません。少し家の中を歩くなどして過ごしてみてください。

夜泣き

夜間、赤ちゃんがずっと泣いていて一睡もできないという方もいると思います。そのような時には昼間赤ちゃんが寝ているときに、昼寝をできるよう時間を作ってみてください。私自身、実家が遠く頼れる人がいなかったので、夜間ずっと泣くわが子に疲れてしまったことがあります。赤ちゃんが昼寝している間に、今しかないと食事の用意や掃除、洗濯、、、としているとあっという間に時間が経ち、赤ちゃんが起きて、また夜が来てという生活が続きました。さすがに心身とも疲れてしまい、こんな毎日がいつまで続くのかなと不安になることもありました。その不安がまた赤ちゃんに伝わってしまい、よく泣くようにもなりました。そこで、毎日の掃除は諦め、食事も簡単にできるものにしたり夫の休みの日に作り置きしたりし、日中は昼寝を一緒にすることで、夜間も心に余裕をもって過ごすことができました。

少しずつですが赤ちゃんも昼夜の区別がついてくるので、朝は起きたらカーテンを開けて自然の光を浴びさせてあげたり、夜は就寝時間になったら部屋を暗くしたり、昼夜をしっかり五感で伝えてあげることも大切です。お母さん自身も頑張りすぎず、時には周りの方に頼り一人になる時間も作り、夜間赤ちゃんと過ごせるようにしてみてください。いつかは絶対にゆっくりまた眠れる日が来ます。今、抱っこできるこの期間を大切にして、赤ちゃんをたくさん抱っこして過ごしてください。

文/浜松医療センター 助産師 蜂須賀萌

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