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お母さんたちに読んで欲しい絵本 助産師たちのつぶやき

助産師たちのつぶやき12月に入り、朝晩の冷え込みがいよいよ厳しくなってきました。今年も残りわずかとなりましたが、皆さんはどんな1年だったでしょうか。来年は外食や旅行を気軽に楽しめるようになればいいなと願っております。

さて、皆さんは普段絵本を読む機会はありますか?お子さんのいるお家では寝かしつけの前などに読むことが多いかもしれませんね。私は小学生以来、ほとんど絵本を読まなくなっていましたが、友人の出産祝いに絵本をプレゼントしようと思い書店に行くと、素敵な絵本に出会うことができました。今回はお子さんに向けて…ではなく、お母さんたちにぜひ読んでいただきたい絵本についてお話ししていきます。

まず一つ目は「あんなにあんなに」という絵本です。絵本作家のヨシタケシンスケさんの作品で、とても可愛らしいイラストが目を引きます。母親目線で、昔はあんなに〇〇だったのに…と子育ての様子や子供が成長していく過程がおもしろおかしく描かれています。子育ての大変さと同時に、普段の生活の中での小さな幸せや、少しずつ親離れしていく寂しさなども感じられます。読み進めていくうちに、私の母もこんなに大変だったのかな?こんな風に思っていたのかな?と母への感謝の気持ちが溢れて、子育て経験のない私でも涙が出てしまいました。子育て中の方はもちろん、年代を問わずいろいろな方に読んでいただきたい作品です。

二つ目は「あなたのことがだいすき」という絵本です。絵本作家のえがしらみちこさんが、西原理恵子さんのベストセラー「女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと」を読んだことをきっかけに作られた作品です。前半は育児への不安、理想通りにいかない毎日のつらさが描かれていますが、読み進めていくにつれて赤ちゃんをかわいい、愛おしいと思う気持ちが描かれていきます。育児や家事が大変 で、毎日頑張りすぎてしまっているお母さんは多いのではないでしょうか。この本 を読んだあとは、頑張りすぎなくてもいいんだと育児や家事に対しての気持ちが少し軽くなると思います。お父さんにもぜひ読んでいただきたい作品です。

どちらの絵本も読み終わった後はホッと心が温かくなり、前向きな気持ちになれるのではないかと思います。ぜひ書店で手に取ってみてください。皆さんの妊娠、出産、育児に何かプラスになればと思います。

文/浜松医療センター 助産師 平澤萌々

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