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まあちゃんのまほう
まあちゃんが魔法の本を読んでいると、「知っている人を何かの動物に変えてみましょう。でもとても難しいので、大抵は失敗します」と、書いてありました。まあちゃんは、お母さんで試してみようと思いました。目をつぶり、頭の上に手を乗せておまじないを唱えると、なんとお母さんはタヌキになりました。
でも、お母さんがもとに戻らなかったらどうしようと心配になり、もとに戻るおまじないを唱えました。するとお母さんはちゃんともとに戻りました。そうしたらお母さんが、「ねえまあちゃん、自転車で遊ぼうよ!」と言ったので、二人乗りで遊びました。まあちゃんが「二人乗りはいけないんだと思ってた!」と言うと、お母さんは「そんなこと言ったって面白いもん!」と言いました。それからまあちゃんはお母さんと一緒にお腹いっぱいつまみ食いをしたり、部屋中におもちゃを出して遊んだりと、こんなことをしてはいけないのではと思いながらも思いっきり遊びました。
でも、洗濯物に風船を付けて凧みたいにして空に揚げた時、「まあちゃん!」とお母さんのおこった声が聞こえました。それからまあちゃんはお母さんに叱られてしまいます。まあちゃんが「お母さんがやろうって・・・」と言っても、「そんなこと言うはずいでしょ!」と言われてしまいます。なんとも不可解な展開です。
あら、ここにもう一人お母さんがいます。どうなっているのでしょう。もう一人のお母さんがバナナを食べながらマンガを読んでいると、犬のピケが来て吠えました。すると…ここで謎が解けますよ。
この本を見ている、読んでいる子どもたちも、まあちゃん同様、きっと目を輝かせて本の中でまあちゃんと一緒に大はしゃぎすることでしょう。魔法を使えただけでもわくわくなのに、「こんなことをしてはいけないのでは」と、どきどきしながらも思いっきり遊ぶだなんて、それも大好きなお母さんと一緒にやって遊ぶなんてね。大人だっていつもやってはいけないと言っている事をやろうだなんて言っちゃうのはなんだかくすぐったい様な。でも、やってみたくなりますよね。
ちょっぴり不思議、わくわくどきどきするこの本でたっぷり楽しんでくださいね。