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教室はまちがうところだ

教室はまちがうところだ
 蒔田晋治・作 長谷川知子・絵 子どもの未来社
教室はまちがうところだ
「あ、この詩知ってる、へー絵本になったの」
私が自分の子どもの小学校へこの本を抱えて行ったとき、やさしくて、いつもきちんと、子供とも、親とも向き合ってくれている先生がうれしそうに言いました。

教室はまちがうところなんだから、まちがった意見を言ってもいいんだよ、それを聞いて笑ったりしちゃいけないよ、みんなでいろんな答えを出して、みんなで伸びていくんだよ、なんどもなんどもまちがっているうちに、言いたいことがだんだん言えるようになってくるんだよ、と語りかけてくれるお話です。

これは、中学校の先生だった筆者が、学級新聞で発表した詩。どういう経緯で広まっていったのだろうか…気になって、検索サイトにかけてみました。
すると、出るわ出るわ、おいおい著作権は大丈夫?なぐらい、たーくさんの個人のブログに、まんま、詩が掲載されています。
中には、自分の子どもが学校でもらってきたプリントを、ずっととってあったなんて話もありました。草の根的に広まって、この詩にはげまされた子どもや大人がこんなにたくさんいることにびっくり。
途中で勉強がわからなくなって、やる気がなくなってしまった子どもがいる教室に悩んでいた先生たちにも、きっと光明だったのではないでしょうか。

そういえば、いつか私の担任だった先生も、「わかる人はパー、わからない人はグー、はい、手を挙げて」って言ってましたっけ。
まだ時間があるうちは、不安なグーさんから指すんです。
大変ショックです。わからないからグーなのに、何で指すの!?
でも、そんなグーさんが一生懸命答えているうちに、???だった他の不安なグーさんが、だんだん答えを理解してきたりして、パーに変わっていったりします。
先生、そこをすかさず見逃さず、「はい、今わかった○△くん」。
いつの担任だったかな、好きな先生だったと思うのに、名前が思い出せません。こんなことを思い出していたら、この本に寄せて宮川ひろさんが書いているコメントに、同じようなことが書いてありました。こちらはグーの人は指されなかったようですけど。

最後に、この詩の作者、静岡県の人なんです。
だから、すごく読みやすい!
繊細で、なかなか手を挙げられないお子さんに、ぜひ読んであげてください。

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