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3.11が教えてくれた防災の本 ①地震
この本は、4つのシリーズになっています。
1番目はこの本「地震」。2番目のシリーズは「津波、」3番目は「二次災害」、4番目は「避難生活」です。
「3.11が教えてくれた防災の本 ①地震」
片田 敏孝 慣習
かもがわ出版
2011年3月11日に起こった東日本大震災の時に、普段から学校や地域で行ってきた防災訓練・引き渡し訓練が役立ったという地域の話が載っています。
三陸地方には、「津波てんでんこ」という昔からの言い伝えがあります。
「津波てんでんこ」というのは、津波が来たらとにかくそれぞれが高台へ逃げるということです。家族はお互いが逃げていることを信じて、自分も逃げることが大切だということです。津波の多いこの地域ならではの知恵です。
それに加え、「避難の3原則」という新しい防災教育がたくさんの命を救いました。
地震などの災害が起こる時は、家族がそろっている時とは限りません。親子がバラバラの時に災害にあったらどうすればいいのか、この本を子どもと一緒に読んで、具体的に考えておきましょう。
子どもにも、いざという時に自分の命を守る方法を伝えておきたいものです。
(わかば)