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よもぎだんご

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「よもぎだんご」
さとうわきこ作
福音館書店

 

長い冬が終わり、芽吹きの季節がやってきました。
ばばばあちゃんの庭では桜が咲き、子どもたちがどろだんごづくりに一生懸命です。

出来上がったどろだんごを
「ばばばあちゃんもひとつどうぞ」
と差し出すとばあちゃんは、
「こりゃあうまそうだね」
「でも きょうは ほんもののだんごが たべたいね」

そこで、ばあちゃんと子どもたちのよもぎだんごづくりが始まります。

まずは、草原へよもぎ採りに出かけます。
でも子どもたちは、どれがよもぎかわかりません。

ギザギザ葉っぱの裏に毛が生えているのがよもぎ、なんだそうです。

よもぎ採りをするだけでなく、イタドリをかじったり、すすめのてっぽうでくさぶえをつくったり…
ばばばあちゃんと子どもたちは野草いっぱいの春の野原を楽しんでいきます。

楽しく遊んだあとは、帰りましょう。
おっと、途中で転んだ子がいたけど大丈夫。
ちょっとした生活の知恵も描かれています。

家に着いたらだんごづくり、と思いきや、まずは野草の下ごしらえ。
摘んできたいろいろな種類の野草を、それぞれ洗ったりゆでたり…なかなか手間がかかります。
そしてようやく、ばあちゃんはだんごづくりを始めました。

だんごを丸めてかたどるのは子どもの仕事。
どんな愉快な形になるでしょう。
さらに最後にお楽しみも待っています。

楽しいばばばあちゃんシリーズの定番絵本です。
よもぎだんごを作ってみたり、草を見ながら散歩してみたり、お子さんと一緒に”春”を体験するきっかけになればと思います。

 

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