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「究極の家」という名の服
FINAL HOME=究極の家、という名前のファッションブランドがあります。
「もし、災害や戦争、失業などで家をなくしてしまったとき、ファッションデザイナーである私は、どんな服を提案できるか、またその服は平和なときにはどんな姿をしているのか」
自身に対してこの問いかけをし、服やアイテムを生み出している日本人デザイナー、津村耕佑さんによるブランドです。
日本(原宿)、アメリカ、ヨーロッパにショップ展開しています。
どんな製品が売られているのか?
たとえば、全身が収納ポケットになっているナイロンコート。
「家をなくしてしまったとき、人を最後にプロテクトするのは服になる」
このコンセプトのもと考案されており、
ポケットに収納できるTシャツや、
ポケットに入れればダウンコートになる圧縮クッションなどが同時に販売されています。
寒さをしのぐため、ポケットに新聞紙を詰めれば防寒着になるし、
あらかじめ非常食や医療キットを入れて災害時に着れば避難時の衣類になります。
カラ―展開も面白く、基本カラーの3色は、「存在を知らせるためのオレンジ」「森に紛れるカーキ」「都会に紛れるブラック」となっています。
ファッションと防災といえば意外な切り口に思えるかもしれませんが、
すぐれたデザインのものは機能的であり、
機能性と防災は切っても切れません。
大変おもしろく、根源的なアイデアを形にしたブランドだと言えるのではないでしょうか。
「ポケットに収納でき、防寒クッションを兼ねたぬいぐるみ」など、やさしさとユーモアのある製品も販売されていて、防災だからといって殺伐としない良さがあります。
興味をもたれた方は、こちらの公式サイトをご覧になってください。
◎FINAL HOME
http://www.finalhome.com/