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カングル・ワングルのぼうし
顔も見えやしないくらい大きな大きなすてきな毛皮の帽子をかぶっているカングル・ワングルは、木の上でひとりぼっち。「こんな暮らしはつまらない」と思っていました。
そこへカナリアやらあひるやらハチやらかたつむりやら……はったりネズミやびっくりこうもりなどが、カングル・ワングルの帽子でみんなで暮らそうとやって来ます。
作者は「ノンセンスの桂冠詩人」と自称し、収入の大部分を貧しい人たちに分け与えたそうです。
また、この絵本はケイト・グリーナウエイ賞を受賞しています。
春は希望や期待もある一方、別れの寂しさや新しい生活への不安など、さまざまな感情があふれる季節でもありますね。そんな時にでもどうでしょうか?
「こんなのありえな~い!」「マジ?」とかツッコミを入れながらも、奇妙きてれつな動物たちの登場やお話の顛末に心が晴れになるかもしれませんよ。
もちろん、どんな時でも愉快なのはいいですよね。
文/村上節子さん