秋になると浜松の町中では「浜松餃子祭り＊今年は9月20日（土）、21日（日）に開催」　「家康楽市＊今年は10月25日（土）、26日（日）に開催」などがあり、「浜松餃子」が気になるところです。そこで、「餃子」に関するお話を紹介します。

いかりのギョーザ

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苅田 澄子
佼成出版社
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このタイトルを見て、「『いかり』って、どんないかりかな？」と思ったのですが、もしかしたら日常生活の中でよくある「いかり」、そう、「怒り」なのです。
「子どもに読んだつもりが、なんだか自分のことを振り返るきっかけになっていた」というような絵本です。
「いかりのフライパン」がギョーザを焼くときに出す「プンプン　プリプリ」という大きな声は、なんだかこちらにも心当たりがあるような声です。怒っている時のエネルギーは、ギョーザを焼けるほどのエネルギーがあるのですね。
ギョーザが焼けるほどのエネルギーを子どもたちに向けているなんて、ちょっと反省です。
お話の中でも、最初は怒りがいっぱいのどうぶつたちも、ギョーザが焼けることには怒りがおさまり、ごきげんになります。
我が家ではふつうのフライパンで餃子を作ることになりますが、家族みんなで楽しく餃子を焼いて、おいしくいただきたいものです。みなさんも、「怒り」が連続するときにはこの本を読んで、気持ちを切り替えてみませんか？

『ぎょうざ　ぎゅっ　ぎゅっ』も合わせてお楽しみください。

文／わかばさん