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子どもと星空を楽しもう2023冬 オリオン座のプチ雑学

あけましておめでとうございます。1月になりました。日が沈むのが早く、浜松市のような太平洋側では、晴れている日が多く空気が澄んでいます。1等星がたくさん見られるので、この時期は星空を楽しむにはぴったりの季節です。しかし…冬の夜は寒いです。どれだけ好条件を並べても、「寒い」には負けてしまいそうになりますよね。私も寒いのが苦手です。長時間外で星を楽しむのは難しいと考える方もいらっしゃると思いますので、今回は短時間で楽しむことを提案いたします。

見ていただきたいのはオリオン座です。88個ある星座の中で一番知名度が高い星座ではないでしょうか。整った形、等間隔にきれいに並んだ三つ星、1等星が2つもあるということで見付けやすいのが短時間で楽しめる理由の1つです。1月の19時頃だと南東の空にあります。オリオンのベルトを表す三つ星は縦に並んでいます。見付けられましたか?

【1月15日19時頃】

オリオン座

さあ、オリオン座を楽しむためのプチ雑学です。

雑学1
雑学2
  • 和楽器の鼓の形をしているので「鼓星」ともよばれる。
  • ベルトの三つ星を「団子星」「みたらし星」とよぶ地域もある。
  • 1等星が2つもある。(赤っぽいのはベテルギウス、白っぽいのはリゲル。1等星は全天で21個しかなく、1等星が2つもある星座はオリオン座、みなみじゅうじ座、ケンタウルス座の3つだけ。)
  • ベテルギウスとリゲルはその色から、平家の赤い旗「平家星」、源氏の白い旗「源氏星」とよばれた。
  • ベテルギウスは、星としての一生を終えようとしている「赤色超巨星」といわれる星の仲間で、大きく膨らんでいて太陽の直径の1000倍もある。
  • ベテルギウスは、アラビア語で「わきの下」。
  • リゲルは、アラビア語で「巨人の左足」。
  • 三つ星の下(足寄り)に「小三つ星」もある。
  • 小三つ星には、M42オリオン大星雲とよばれる星が生まれる場所がある。
  • 三つ星の最も左側(ベテルギウス側)の星から、すこし上(頭寄り)にウルトラマンの故郷とされるM78星雲がある。

ベテルギウス

ぜひ、お子さんと一緒にオリオン座を見ながら1つでも2つでも確認してみてください。「もう知ってるよ」ということがあるかもしれません。でも、本物を見るという体験を大切にしていただきたいと思います。そして、一緒に見るという時間も大切にしてください。プチ雑学全部をやると長時間になり、嫌になってしまうかもしれません。短時間で結構です。気になったら2回目、3回目をやっていただけるのがいいと思います。

M42

M42オリオン大星雲

M78

M78星雲

M42オリオン大星雲やM78星雲を見たいと思ったら、ぜひ浜松市天文台にお越しください。毎週土曜日に星空観望会を行っています(要予約)。

文/浜松市天文台 喜澤 俊輔

浜松市天文台

住所:浜松市南区福島町(五島協働センター3F)

電話:053-425-9158

URL:https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/s-kumin/hao/

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