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子どもと星空を楽しもう 2024秋(2)今年も惑星を見つけよう
秋になり、日没が早くなってきました。10月下旬には17時ごろに太陽が西に沈みます。日が落ちてから星が見えるまでには30分~1時間かかりますが、秋の夜長は、虫の音を楽しみつつ星空を眺めませんか。惑星と季節の星座を探しましょう。
金星
暗くなってきたら、まずは金星を探してみましょう。太陽が沈んだ西の空の低いところ、ひときわ明るく輝く星が見えるでしょうか。これが金星(宵の明星)です。低いところなので、西の空が開けているところで探してみてください。
10月30日(水)18時頃の夜空
土星
次は土星を探しましょう。土星はあわてなくても大丈夫。見つけやすい高さにあります。
今度は南の空を見てみましょう。秋の四辺形から探すと見つけやすいかもしれません。南東の空に四角形を探してみてください。これが秋の四辺形です。ペガスス座とアンドロメダ座からなる4つの星たちです。この四辺形の南側の辺を低いところに延長していくと2つの明るい星にぶつかります。高い方が土星、低い方がみなみのうお座のフォーマルハウトという1等星です。フォーマルハウトは、さそり座のアンタレスやオリオン座のベテルギウスなどと比べると馴染みのない星かもしれませんが、この星は秋の星座で唯一の1等星です。
10月30日(水)19時頃の夜空
木星
11月の下旬には東の空に木星も見られるようになります。木星はおうし座の角の辺りにあります。おうし座の1等星アルデバランの近くで輝いています。
秋から冬にかけては惑星探しを楽しみましょう。惑星が見られるようになると「わくわく」しますね!
11月30日(土)19時頃の夜空
望遠鏡で見る惑星も「わくわく」です。内惑星の金星は、満ち欠けをします。望遠鏡では欠けている様子を見ることができます。土星には環が、木星には縞模様があります。これらも望遠鏡を使えば見られます。
「見たい!」となったら、ぜひ浜松市天文台の星空観望会にお越しください(毎週土曜日、要予約)。お待ちしております。
左から金星、土星、木星
※金星はステラナビゲータ11によるシミュレーション画像
※土星、木星は浜松市天文台事業協力者の会 西岡毅氏撮影
文/浜松市天文台 喜澤 俊輔
浜松市天文台
住所:浜松市中央区福島町242-1(五島協働センター3F)
電話:053-425-9158