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水害 早めの避難

近年、局地的な大雨が観測されています。同じ地域でも少し離れた場所で雨量の違いを経験することも少なくありません。

浜松市では南海トラフへの防災訓練は毎年行われていますが、水害についての実訓練は行われてきませんでした。最近では台風などによる大雨による水害が増えていますので考えておかなければならないでしょう。

みなさんは、どうなったら避難所に避難しようと思いますか。基本、警報レベル3の高齢者等避難には乳幼児家庭も含まれます。ふだんからハザードマップで確認しておきたいですが、浸水の危険性が高い地域でしたら早めに避難行動を起こしたほうがよいでしょう。

警戒レベル

これまで、避難が遅れて気づいたら家の前は川になっておりとても外に出られる状態ではなかったと、被災された家庭では後日お話されていました。小さな子どもがいたり、高齢者がいたりすると、大勢の人々がいる避難所にいくのを躊躇してしまいがちです。特に子どもが泣いて周囲に迷惑をかけるのではないか、子どもに必要なものを忘れて困るのが怖いなど抵抗があるのでしたら、例えば、安全な場所にある親戚や知人宅にふだんからお願いをしておいて、いざという時に避難させてもらうのも良いかもしれません。

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また、避難方法ですが、乳幼児や高齢者がいると持ち出し用品が多くて車で避難することを考えてしまいがちです。水害が発生した時は車で避難することは危険です。冠水しやすい高架の下や川や海岸沿いなどに近づかないことです。被災されたご家庭で、避難している途中、各所の土砂災害などで道路が通行止めになって孤立してしまったという例がありました。こういう時のために、防災用品や充電器などを家庭内と同様に分散して車内にも準備しておくことはだいじですね。しかし、特別でない限りは歩いて避難することが鉄則です。

それでも万が一、避難が遅れてしまった場合、自宅の上階に避難する垂直避難をしましょう。

避難所に避難するのはあたりまえとわかっていても、自宅を後にするということは家を見捨てたという思いに駆られ、じぶんはほんとうに家からでられるのかと言われた方がいました。命あっての自宅です。家族を危険に晒さないためにも早めに安全な場所に避難しましょう。

【参考サイト】

文/浜松市防災学習センター 副センター長 原田

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