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まんまる育児との出会い 助産師たちのつぶやき
みなさん、妊娠・出産おめでとうございます。喜びと不安を感じながら日々過ごされていると思います。
私は3人の男の子の母です。男の子の甘えん坊と力強さに日々向き合っています。なかなか思い描いた育児にならないこと、いつまでたっても理想の母になれないことに、日々反省しています。
私は長男出産後、助産院のまんまる育児教室にいきました。そこでまんまる育児というのを初めて知り実践しました。今も妊婦さんでまんまる育児に興味があり、グッズを持参される方もいらっしゃいます。育児の仕方は人それぞれ、その希望に合わせた育児ができるようにアドバイスできる助産師になりたいものです。
まんまる育児というのは、お腹の中にいた時のようにまんまるの姿勢で寝かせたり抱っこをしたりするということです。お腹の中にいた時の環境が一番快適だからという理由になります。胎児は背中を丸めたCの字の形をしています。赤ちゃんも首が座るまで背骨はCの字で、生後4か月ころから大人のような背骨の骨格に近づき始めます。背骨は人の中心の骨になるので大事にしていきたいですね。
赤ちゃんを平の床に寝かせると、背骨はCの字にはならずまっすぐになってしまいます。Cの字を保つために『まんまる寝床』というのを作ります。授乳クッションや座布団などを使って簡単に作れます。
まんまる寝床 ~授乳クッション~
- 授乳クッションを用意する
- 丸めたバスタオルを端側に乗せる
- 上からバスタオルをかぶせ、真ん中を凹ませる。凹ませたところに赤ちゃんをCの字に寝かせる。
まんまる寝床で寝かせ、さらに授乳毎に姿勢を変える(左→上→右など)と綺麗なまんまるの頭の形になります。私はこのまんまる寝床は実践してよかったととても思います。
興味がある方は是非実践してみてくださいね。皆さんのやりたい育児ができるように応援しています。
文/浜松医療センター周産期センター 助産師 半田佳哉