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福祉避難所

福祉避難所災害が起きた後、家屋の倒壊などで住めなくなった人は、避難所に行きます。避難所は、家が壊れて生活できなくなった人が避難生活をする場所です。避難所には、いろいろな人が集まります。健常な人だけでなく、高齢者や障がいのある人、妊婦や乳幼児などです。

一般的な避難所に対して「福祉避難所」というものもあります。これは、災害時に介護の必要な高齢者や障がい者などを受け入れる避難施設です。新潟県中越沖地震や能登半島地震で初めて設置されました。現在は、厚生労働省の働きかけにより全国各地で福祉避難所を設置する準備が活発化しています。被災後、災害弱者といわれる高齢者、障がいのある人、妊産婦、乳幼児、病弱者、避難所生活で特別な配慮が必要な人などが安心して過ごせる環境を作ることが大切です。福祉避難所は、老人福祉施設や作業所、特別支援学校などが、施設の安全やスタッフの確保などを確認の上、自治体により指定されます。

3月に起こった東日本大震災では、昼間の災害であったことから、デイサービスに行っていた利用者がそのまま施設に残りその施設で避難生活を始めたこともあったようです。

住む家を失った人が避難所で生活するのか、福祉避難所を利用するのかの判断で困ったら、保健師などに相談するといいです。災害弱者といわれる人でも、地域とのつながりが強い場合などは、福祉避難所を利用せずに避難所で生活するという場合もあるようです。
まずは、「福祉避難所」というものを知っておくことが必要です。

(わかば)

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