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見つけよう!助け合いのカタチ(2)

「静岡県内外の災害ボランティアによる救援活動のための図上訓練(今回が第九回)」にぴっぴが参加させていただいたのは、昨年に続いて2回目です。今年はぴっぴから、ひとりは運営側のワーキンググループ運営委員として、ひとりはプレイヤー(訓練を受ける側)として参加しました。前回のブログに続き、今回はプレイヤーとしての立場から書きます。

図上訓練の様子

訓練には、総勢400名にものぼるプレイヤーが参加しました。その内訳は、静岡県内外の市町から集まった災害ボランティアコーディネーター連絡会を中心に、社協・ボーイスカウト・学生ボランティア団体・NPO・NGO各種団体など、非常に幅広い方面から集まっていました。
いざ巨大自然災害が発生したとき、「誰かを助けたい」という想いを持って何らかの団体活動をしている方々が、こんなにも大勢(実際にはもっと多数)いるということです。

訓練のタイトルが「見つけよう!助け合いのカタチ」とされているように、「参加している他団体とどのような形で助け合えるか、そのために平時からどのような連携をしておくべきか」を、ワークショップを通して行動しながら考えるというものです。
訓練内容は、限られた時間の中で多人数で情報を共有しあい、合意を形成して意思決定を行うプロセスを実体験できるものでした。こうしたトレーニングをする機会は、ありそうでなかなか無いため、とても有意義でした。

 

ワークショップで作成した新聞

 

さて、ぴっぴとしてプレイヤー参加して今回強く感じたことが二つあります。
ひとつは、「災害時、妊婦や子育て中の親子には特別な支援が必要となる」ということへの理解が、一般にあまり浸透していないのでは、ということです。
障がいがある人や高齢者、外国人については援護が必要だとすぐ思いあたっても、妊婦や子育て家庭が災害時に抱える多様な困難さについては、見落されがちなのではと感じました。

もうひとつは、浜松地域の子育て関連団体やネットワークの存在、また子育て家庭が利用できる施設などの存在が、一般にはほとんど知られていないということ。
例えば「アレルギーの子どもたちに支援物資を配るには」「乳幼児の親たちに支援の情報を配信するには」どこに連絡をとればいいの?といったことが、見当もつかないようです。
考えてみれば当たり前のことです(逆のこともまたありますから)が、当事者や関係者が防災関係の場に参画することがなければ、そうした支援の必要性に気がついては貰えません。
地域の防災に参画し、発言し、存在を示していくことで、より多くの人々に意識して貰えるはずです。

子育て支援のネットワークとして、防災や災害支援のネットワークに参画することの重要性を、改めて認識する機会となった訓練でした。

 

(ずきんちゃん)

 

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