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呼吸を意識してリラックス
みなさんこんにちは。保健師の鈴木です。まだまだ暑い日が続き、コロナもなかなか落ち着かない日々が続いていますね。コロナ禍で、家の中で過ごすためにパソコンやスマホを見る時間が増えた、不安やストレスを抱えて過ごしているという方も多いのではないでしょうか。
このような状況の中でもリラックスして過ごすために、普段何気なく行っている呼吸についてご紹介します。毎日家事や育児、お仕事をされている皆さんに、少しでも呼吸について心がけるきっかけにしていただければと思います。
こころとからだと呼吸の関係について
普段私たちが無意識に行っている呼吸は、実は姿勢やこころに大きく関わっています。長時間パソコンやスマホを使うことで、猫背が続き、姿勢が悪くなりがちです。このような姿勢は、呼吸に関わる筋肉の動きを制限し、気がつかないうちに呼吸が浅くなっていることがあります。また、運動をしているわけでもないのに、不安やストレスで浅い呼吸の回数が多くなることがあります。普段の呼吸の深さや回数には個人差があります。緊張・不安・悲しみ・怒り等の精神的なストレスを感じているときは、浅くて速い呼吸になりやすいです。
一方で、リラックスしている・安心している・落ち着いている時は、深くてゆったりした呼吸になります。
浅い呼吸になった時こそ、意識的にゆっくりとした深い呼吸を心がけてください。ゆっくりした呼吸を繰り返すことで、副交感神経を優位にし、緊張や不安をリラックスさせることにつながります。呼吸と体とこころは密接につながっています。意識的に呼吸と姿勢をコントロールすることで、ストレスや緊張で乱れたこころを調整することができます。
呼吸を意識して、気持ちをコントロール
気分をリラックスさせ、気持ちをコントロールするために、呼吸を意識してみましょう。
- 軽く目を閉じ、背筋を伸ばし、お腹に手をあてる
- 必ず息を吐くことから始める
- 鼻からゆっくりと息を吸う
- 息を十分に吸ったら、いったん息を止める
- 口からゆっくりと息を吐く(吸う時間の2倍かけてゆっくり吐く)
- 3~5を繰り返す
注)息を吸う時にお腹が膨らみ、息を吐くときにお腹がへこむことを意識する
呼吸を意識することは、いつでもどこでもできます。不安や焦りを感じたとき、安心したいときに実践してみてください。日常生活の中で呼吸を意識し、元気に過ごしていただければと思います。
参考:厚生労働省 こころの耳5分研修シリーズ働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト
文/浜松市保健師 鈴木