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上手な秋の過ごし方

みなさんこんにちは。保健師の高田です。近頃は夏のジリジリとした暑さも少しずつ和らぎ、外で過ごしやすい時間も増えました。空を見上げると、一面に秋の雲が広がるようになってきましたね。
秋と言えば「食欲の秋」「スポーツの秋」「読書の秋」など楽しみなことがたくさん待っています。しかし、夏から秋に季節が移り替わるタイミングで、何となく体調が悪かったり、気分が晴れなかったりといった経験はありませんか。
夏から秋にかけて体調が悪くなる原因としては、1日の中での温度差による自律神経の乱れや、夏の間に蓄積した体の疲れが取れていないこと、冷たいものの食べ過ぎ飲み過ぎによる内臓の冷えなどが考えられています。
今回はそういったトラブルをうまく乗り越え、季節の変わり目を上手に過ごすためのポイントをいくつかご紹介します。
体を温める
からだが冷えることで様々なからだやこころの不調に繋がります。体を温めるためには、
- 温かいものを摂る
- お風呂につかる
- 衣服で調整する
などの方法があります。お風呂につかる際、38度のぬるめのお湯では25~30分程度、42度の熱めのお湯では5分程度つかりからだを芯から温めるようにしましょう。就寝の2~3時間ほど前の入浴は寝つきが良くなると言われています。
バランスの良い食事
バランスを意識した食事をとりましょう。10月はさつまいもや秋刀魚、りんごなど多くの食材が旬を迎えます。旬の食材にはそれ以外の時期に比べ栄養が豊富に含まれているため、旬の食材を献立に取り入れるように意識してみましょう。また、1日3食を決まった時間にとることで体内時計を整えましょう。
運動習慣をつける
体がポカポカとして汗ばむくらいの運動を習慣化しましょう。運動することで、からだやこころをリラックスさせたり、睡眠リズムを整えたりするなど多くの働きがあります。1日にまとめて運動するより、毎日少しずつでも運動を継続していくことが大切です。
一定の生活リズム
寝る時間と起きる時間を決めて、一定のリズムで生活をしましょう。朝はカーテンを開け外に出るなどして日の光を浴び、夜は部屋を暗くして落ち着いた環境で眠ることで体内時計を整えます。
からだやこころの不調がなかなか治らず継続するようであれば、何か病気が隠れているかもしれません。一人で悩まずにまずは病院へ相談してみると良いですね。
ご紹介したポイントを踏まえて、楽しい秋を迎えましょう。
【参考文献】
文/ 浜松市保健師 高田