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「子育て」について

初めまして!
聖隷クリストファー大学こども教育福祉学科の小川恭子と申します。
子育て私はこちらに赴任する前は児童福祉現場に勤めていました。
今回は、当時の思い出を振り返りながら「子育て」について考えてみたいと思います。

例えばこんな出来事がありました…。
ある朝早く知り合いの里親さんから電話がありました。
「今度中学生の子を迎えることになると思うの。どう受け入れたらいいか、相談に乗ってくれる?」。
間もなく里母さんが訪れました。
その家庭にはすでに二人の幼児が里子として生活をしています。
「金銭的にそれ程贅沢はさせられないけれど、親として出来得る限りのことはしたいと思っているの」。
淡々と、しかし楽しそうに話す姿に親の気持ちが滲み出ている…。
そうそう、「子育てって子どもの成長を素直に喜ぶことなんだ」。
毎日の忙しさの中で、子どもの目前の姿にとらわれ、愛しい存在であることを忘れ欠けていた自分に気付かされた出来事でした。
子どもは日々成長し、いずれ親元から自立していきます。
そのためには生活技術・習慣の獲得、経済的自立、社会性の獲得等が必要なことはもちろんですが、同様に大切なことがあります。
それは自立に必要な依存です。
だって、人間は心の拠り所があることで、少しずつ大人になっていけるのですから。
子育てとは、そのための依存をしっかり作りあげることなのかもしれませんね。
里親さんは、それを気負いなく、楽しみながら、自然に行っていることが印象的でした。

また、子どもは「やはりお母さんが大好きなんだ!」と感じさせられた出来事がありました。
いつもお母さんのことを批判的に話すA君。
ある日の会話もそうでした。
その時「でもね、私にはお母さんの大変さはわかるよ」と伝えたのですが、数日後A君は「有難う。お母さんのことかばってくれて。」と話しかけてきたのです。
そう、やっぱり子どもはお母さんやお父さんがだ~い好きです。
だから、「親である」ということにもっと誇りと自信をもって子どもと向き合って良いのではないかと強く感じた出来事でした。

と言いつつ、大学生と中学生の2児の母親として、「自分はどうだったの」と自問自答しながら自身の子育てを振り返りますと…。言うは易くかもしれません…。
このような子育てのお話を今後も一緒にできると楽しいですね。
どうぞよろしくお願い致します。


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