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寝返り、はいはいをたくさんしよう!

こんにちは。
聖隷クリストファー大学の和久田佳代です。
大学では、「幼児体育」等の授業を担当していて、先日の授業では学生と発育発達段階を生かした運動遊びを、楽しみました。

はいはい生まれたばかりの赤ちゃんにとっては、呼吸をすること、泣くことそのものが運動です。お母さんのおなかの中で羊水に浮いていた状態から、地上の1Gの重力の中で産声をあげ、呼吸をすることで、体幹の安定性を獲得していきます。
また、仰向けに寝ている状態から、抱きあげられて姿勢を変え、いろいろな姿勢で重力を感じることも、大切な運動になっています。
3~4カ月頃になると首がすわります。首がすわったら、起きている間はうつぶせで遊ぶ時間も多くしていきましょう。伸筋の発達を促し、両手で支えることで肩甲帯が安定します。
そして寝返りがうてるようになったら、ベビーベッドの中にずっといるのではなく、危なくないように片づけられた部屋を、寝返りで自由に移動できるようにしましょう。
コロコロと何周も寝返りをして、部屋のスミからスミまで行ってしまうような赤ちゃんもいます。
そのうち、ずりずりと腹ばいができるようになります。
腹ばいを通して、体幹の筋肉が発達し、四つばい位がとれるようになり、ハイハイが可能になり、さらに高ばいへとつながっていきます。
赤ちゃんは、これらのすべての運動を通して、立位、そして歩行に必要な筋力や感覚を身につけていきます。

「這えば立て 立てば歩めの 親心」とはよく言ったもので、私自身、子どもが赤ちゃんの頃は、寝返り、はいはい、おすわり、歩くといった発達段階を、「はやくしないかな」と思い、どこかで標準値やお友達と比べては、一喜一憂していたなあと反省も込めて思います。
早くできるようになることより、これらの発達段階をひとつひとつ、たっぷりじっくり経験し獲得していくことが重要です。
歩くのが遅いからと心配して、歩く練習をさせるのではなく、その前の段階のはいはいやつかまり立ちを、遊びながらたくさんする環境を整えてあげましょう。

うちの子は歩くようになったけれど、赤ちゃんの時の運動が不十分だったと思う方も、もう手遅れだということはありません。
先日、試しに、小学生の息子とワニさんごっこやライオンさんごっこをやってみました。
母 「ライオンってこうやって歩くんだよねえ。」(まねをして見せる)
息子「こうだよ。こうやって…、前足を出して…。ガオー」
ノリノリで百獣の王になって、畳を草原にして、はい回っていました。

寝返り、腹ばい、はいはい、たかばいなどの運動を、たくさんさせてあげましょう。

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