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うつ伏せは背筋を鍛えている
あかちゃんは、生後間もなくからでも、うつ伏せにすると一瞬ですが、頭を挙げようとします。
これは立ち直り反応といって、生まれた時からもっているあかちゃんの力です。
しかし、頭が重いため、十分にまだ挙がりませんが、このように頭を挙げようとすることから首の力が発達し、背中を伸ばす力が発達していきます。
それと同時に、頭を挙げることにより、両手に体重がかかりやすくなり、手で身体を支えることを覚えていきます(図1)。
(図1)
このように、うつ伏せは、頭を挙げる力(頸定)、背中を伸ばす力、手で身体を支える力を発達させるために重要な姿勢です。
さらに、その後の四つ這いやハイハイ、臥位からお座りへの姿勢変換の準備段階になります。
しかし、あかちゃんによっては、うつ伏せを嫌がる子もいます。
この場合は、仰向けに寝転んだ保護者の胸の上でうつ伏せにしたり(図2)、保護者の足の上でうつ伏せにしたりして遊びます(図3)。
(図2)
(図3)
また、うつ伏せがまだ安定してない場合は、子どもの腋の下に丸めたタオルや枕を入れて、手で支えることを手伝ってあげましょう(図4)。
(図4)
文/聖隷クリストファー大学リハビリテーション学部 作業療法学科 伊藤信寿先生