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指しゃぶりについて(後編)
前回「指しゃぶりについて(前編)」の続きです。
指しゃぶりをどうしたらやめてくれるの??から再スタートです。
これはわれわれ歯科医他にとっても、永遠のテーマかもしれません。(一昔前では、からしを指に塗る..など強引な例も聞きましたが逆効果ですし、やり方がどうかと..)
成功例をいくつか紹介します。
例1)
眠いときにしゃぶるなら、寝付くまでの間、子どもの手を握ったり、お話を聞かせてあげるとか、他のもので興味をひき安心させるようにする。
例2)
起きているときであれば、「お手伝いしてくれる?」「一緒に遊ぼう」などと声掛けをして気持ちを他にそらしてあげる。
例3)
子どもの生活のリズムを整え、外遊びや運動をさせてエネルギーを十分に発散させたり、手や口を使う機会を増やすようにする。
例4)
綿の靴下を用意し、靴下に紐を付け、靴下を手にはかせて寝る。
綿の口触りが悪く指を入れたくても止めてしまうとのことです。
ここで大事なのは抱きしめてお話を聞かせ寝てあげることです。(某大学の研究より)
例5)
○○君という人格とは別に右手の親指という別の人格がいると信じ込ませ、指をしゃぶる○○君が悪いのではなくて、○○君のお口に勝手に入ってくる右手の親指が悪いのだと信じ込ませること。
例6)
2人目の子が生まれたとたんに上の子の指しゃぶりが再発する場合では、いわゆる「赤ちゃん返り」と考えられます。この場合は上の子の不安や寂しさを取り除くため、下の子が寝ている間など極力時間を作って、一緒に遊び、お話を聞いてあげ、子どもをストレスから解放してあげる。
などがあります。
参考になる例はあったでしょうか?
※心理的なものではなく「くせ」になっている場合があります。叱ってやめさせるのではなく、母親の言葉もわかるようになっているはずです。優しく言葉をかけてあげましょう。
ちなみに..
指しゃぶりをしていても虫歯ができやすい原因にはなりませんので御心配なく。