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捻挫の処置
テニスは横方向の動きが多く、捻挫になりやすいスポーツです。そのため、レッスン前には必ず捻挫予防のストレッチを行います。今回はその捻挫についてです。
レッスン前、子どもたちに聞くと、よく「今日、学校で足首ひねっちゃった」と捻挫をしたことを言います。ちゃんと冷やした?と聞くと、「何もしてない」か「湿布を貼ってもらった」という答えがほとんどです。
ご存知の方も多いと思いますが、捻挫や打撲の際の応急措置として『RICE(ライス)』が一般的です。
R (REST=安静)……患部を動かさないで安静にして休む。足には松葉杖を使う、腕は三角巾で吊るなど体重をかけないこと。
I (ICE=冷却)…炎症を抑え、痛みをとるため、患部を中心に広めの範囲で、氷のうやバケツに入れた氷水などで冷やす。冷却スプレー、冷感パックも効果的。
C (COMPRESSION=圧迫)……内出血や腫れを防ぐため、スポンジや弾力包帯、テーピングで患部を圧迫して固定する。
E (ELEVATION=高挙)……患部を心臓より高い位置に保つことで、内出血や腫れを防ぐ。
これらは、怪我の際に内出血が起きていると(現場では)想定し、内出血を最小限に食い止めるための処置、ということになります。
しかし、怪我をした現場の状況に合わせて考えますと、このような処置ができる環境がなかったりします。ですが、時間をかけないうちに氷水の入ったバケツで冷やすことが大切と考えます。
捻挫は軽度のものであればしばらくすると症状が軽くなり、こどもは「治った!」と認識しがちです。しかし、そのままにしておくと捻挫癖がついてしまい、足首が不安定ななかで運動を続けると、膝だったり腰だったりと身体の他の箇所に悪影響を及ぼします。
手間はかかりますが、なるべく怪我をしたその日は家で氷水で冷やし、湿布は寝るときくらいにしてあげましょう。
チャイルドマインダー
TOEIC850、英検準1級
色彩コーディネーター2級
ブログ:http://ryutennis.hamazo.tv