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こどもと食事~食育月間に寄せて~

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食事.jpgこんにちは。浜松市の管理栄養士 大橋です。
2人の子どもを育てながら、日々奮闘中です。

6月は食育月間です。この機会に、子どもたちの生活を振り返ってみました。

小学校1年生の娘も少しずつ生活のリズムが整いつつあります。
娘は小さい頃から少食で身体が小さいため、保育園では年長の娘が自分より身体の大きい年中の子を面倒みているという光景をよく目にし、『ぷっ』と笑いをこらえる反面、身体の小ささに親として少し心配になることもありました。

私のように「なかなか食べてくれない」「好き嫌いがある」という悩みを持つお母さんの話を栄養相談でもよく聞きます。
その子の個性のひとつと思えればラクなのですが、母親としては心配で無理強いをしてしまいがちですよね。
私自身もなんとか食事に興味を持たせて、食べてもらおうと奮闘した時期がありました。
盛り付けの量を減らして食べきったという達成感を。
また、かわいいお弁当箱に詰めて気分を変えてみる。
どうしてもご飯がすすまないのでキャラクターに切ってある海苔をのせたり野菜を星型にしたり等々。
喜びはするのですが、結局食べる量は増えることなく終わるのが常でした。
そんな娘も5歳になった頃から少しずつ食べる量が増えてきて、今では給食でおかわりをする時があるというのです。
家でも時間は掛かってもごはんを残すことはなくなり、苦手なものがあると、「これだけ食べるから」と自分で決めて頑張って食べています。
欲張りな母は、娘の決めた量に「もう少し頑張ろう!」と追加してしまうのですが、「え~」と言いながらも食べられるようになってきました。
『偏食』は誰でも多少の好き嫌いがある(私自身も子どものおやつによく登場しているチーズが苦手です。)と、おおらかに考え、いろいろな食べ物を知り、食べ物と仲良くなっていく発達のプロセスと思ってください。
ただ、苦手だからと食卓から排除するのは避け、一口でも食べるように促して、少しずつ慣れさせていくことが大切です。

少食だった娘と反対に食欲旺盛なのが1歳5ヶ月の息子です。
なんでも食べて、最近は、好みも出てきたので、まず好きなものを手づかみで食べてしまいます。
姉と同じ量をペロリとたいらげ、時には姉の残した分も欲しがり食べているくらいです。
そんな大食いの息子は、ほとんどかまずに飲み込んでしまう傾向にあります。
かむことを促そうと「モグモグ、カミカミ」と私が口を動かすと、ニコニコして「モグモグ」と言っているだけ。
息子を含め、かめない、かまない子が増えてきています。
よくかむことは、消化を助け脳を刺激し、あごの発達を促します。
かみごたえのあるものを無理に食べさせる必要はありませんが、「ゆっくりかんで食べようね。」などの声かけをして、かむことの練習を一歩一歩させていくことが大切です。

このように2人いればそれぞれに悩みは尽きないものです。
子どもの食事内容や量、食べ方を考えることは、いっしょに食べる大人たちの食生活を見直すよい機会です。
望ましい食習慣を身に付けさせ、健やかな成長を育むためにも、私たち親が、望ましい食生活を実践しましょう。そして、成長にあわせた楽しい食生活をつくっていきましょう。

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