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自然体験活動に見る子育て
「父さんたちの子育て日記」執筆中の池上利也です。
先日とある自然体験活動のスタッフとリスク管理について会話した時のお話をします。
<はじめに>
自然体験活動は野外が多いので室内に比べて必然的にけがをしたりする危険度、いわゆるリスクが増します。
本来、自然界においては動物達は弱肉強食の世界に行きており、自身の身は自身で守る必要があります。
彼らの領域に入る時は、人間も例外でない事を本来はもっと意識すべきですが、日頃安全は誰かが作ってくれていて、それが当たり前になりつつある昨今の暮らしの中では人々の安全に対する意識、安全の理解度も薄れてきているのかもしれませんね。
以前の投稿記事でも書かせてもらったと思いますが、野外における活動ルールの基本は「自分の身は自分で守る」です。
しかしながら今の時代、誰もが野外でのリスク回避方法に熟達しているわけではないので大抵は野外活動リーダー(スタッフ)がサポートに入るわけです。
彼らは日頃から野外活動の訓練をしていて、何が危険か、何が危険でないかを察知する、あるいは最大限に回避する方法を知るスペシャリストなのです。
じゃあ、彼らスタッフがいれば全て安全なのでしょうか?
<本文>
リスク管理における会話の中で最初に出て来たのは「困った参加者」のお話です。
時折見かけるのが、お子さんの参加者でスタッフの注意を無視するパターンです。
さらには親子参加で親の意見は聴くが、スタッフの注意は聴かないというパターン。
<はじめに>の項で挙げたようにリスク回避のスペシャリストがどんなに頑張っても防げない事故はあるわけで、上記のような場合は事故が起こる確率も格段にアップする事になります。
何事もなくイベントが終えればいいのですが、上記のような参加者がいる場合はスタッフの緊張がいつもより増します。
でもどうして聴いてくれないんでしょうね?
見えて来るパターンとしては大抵の場合は、家庭の中でお子さんの行動に親が必要以上に口出ししすぎる傾向にあるおうちの場合が多いようです。
確かに自分の子どもはかわいい、かわいくて仕方がないのでしょうが、子ども達は個人の所有物とは違い、いつかは自らの意思で巣だっていくものだと思います。一人の人間としてどんなに小さくとも意思を持ち、人格を持っている わけなので時にはお子さん自身に判断させる事が子育てにとって有効な手だてとなるように思いますがいかがでしょう?
親として子どもとどう向き合って行くのかが問われているのかもしれませんね。
皆さんの子育てはどんな感じですか?
野外イベントに参加される親御さんは是非、スタッフの言葉に耳を傾け、楽しい自然体験活動を通して子どもと有意義な時間をお過ごしください。
自分自身も今まで以上にリスク管理をしっかりと行い、安心して遊べる野外活動を目指して行きます。
では!