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子どもへの性教育~助産師たちのつぶやき~
子どもへの性教育について考えた事はありますか?私が小学生の頃、男女別々の部屋に分かれて、生理のお話を聞いたことがあります。けれど、赤ちゃんがどのようにやってきて、お母さんのお腹の中で育まれ、どこから生まれてくるのか、小さい頃に聞いたことがないように思います。
5歳までの80%の子が、赤ちゃんはどうやってできるの?どこから生まれてくるの?そんな話を、お母さんに聞くそうです。あなたの子どもが、もしこのように質問してきたら、あなたならどのように答えてあげますか?真実を教えてあげる事はとても重要なことです。けれど、真実を話すのにはテクニックがいるのです。ロマンティックに伝えてあげることがポイントなのだそうです。例えば、子宮という言葉を、赤ちゃんを育てるお部屋そんな風に表現してあげます。そして、一番大切なことは、子ども達はみんなお母さんのお腹の中で、1日もほっとかれることなく、大切に育てられてきたということ。だから、命は大切だということ。
人間は、欲深い生き物です。親たちは、産まれてくる時には、元気に健康で生まれてきてくれたらそれだけでいいと思っていたはずです。けれど、それが満たされると、さらに多くを求めたくなります。子ども達への性教育を通して、親たちが原点に返り、子どもに「あなたは、生まれてきてくれただけで、100満点なのよ」と心から愛情を持って伝えられたら素敵ですね。
文/メディカルバースセンター助産師 鈴木千恵美