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嘔吐反射がある時の治療

Q

子どもの奥歯に虫歯があります。仕上げ磨きで歯ブラシを奥歯にあてるとときどき吐きそうになったりしますが歯科治療はできるのでしょうか?

A

嘔吐反射がある方は歯科治療が困難なことがしばしばあります。 治療器具が口の奥に入るとき、型取りするとき、口の中にフィルムを入れてX線撮影するときなど嘔吐反射のある方は辛いことが多いです。お子さんの場合、嘔吐反射のため仕上げ磨きで奥歯のお手入れが不十分で虫歯になりやすい傾向があるとも言われています。 では歯科治療はできる?ですが、嘔吐反射もその方により程度が異なります。 いろいろ会話をしたりゆっくりと鼻で呼吸してリラックスしていただくだけで改善する方、治療の椅子の角度を水平に倒した状態よりも起こした状態で改善する方、(のどの方に水が溜まらないよう)こまめにうがいをして改善する方など様々です。 他に(主に型取りのときに)表面麻酔のスプレーや塗り薬を使用したり、精神安定剤を内服されることもあります。さらに治療が困難な場合には、大学病院や歯科麻酔医の専門医の資格を持つ先生がいる専門の施設で笑気麻酔(ガス麻酔で不安や恐怖心を取り除く方法)をしたり、静脈鎮静法(点滴で麻酔をかける方法です)での治療といった方法もあります。 今回は子どもに限ったことではなく一般的な方の回答となりましたが、お子さんの場合にはそれでも仕上げ磨きにおいて歯ブラシの大きさや当て方を工夫して改善していくこと、歯科医院受診では1回でできなくても根気強く通院して治療してもらうこと、それにより歯科医院に慣れて緊張感・不安感が減りリラックスして治療を受けられるようになることが大事だと考えます。

文/陽だまり佐野歯科院長 佐野陽彦先生

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