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バランスって大事!
こんにちは。管理栄養士の小野です。
木々の緑が、目にまぶしい季節になってきました。
季節の移り変わりと共に、お子さんの成長を実感することがあるのではないでしょうか。
お子さんが成長することで食事の量や食べ物の種類も増えて嬉しい反面、主張も出てきて食事がスムーズにすすまないこともあるかと思います。みなさんのご家庭では、食事で心がけていることがありますか?
私には中学1年生の息子がいますが、この4月から毎日お弁当を持っていくようになりました。
今までも学校行事などでお弁当を作ることはありましたが、正直いうと毎日作るのは大変です。そんな中で心がけている3つのことをお話しします。
まずは、
【1】ごはんとおかずの量は同じくらいの量にする。ごはんはからだを動かすガソリンのようなものです。少ないと、活発な学校生活を送れません。小さいお子さんだったら、お友達と遊ぶときに、疲れちゃうかもしれませんね。
次に、
【2】おかずの2/3は野菜を使ったおかずにする。どうしても肉や卵を使ったおかずを多めに作りがちです。朝ごはんは具がたっぷりのみそ汁にしていますが、それだけでは野菜が不足します。煮物や野菜炒めなど、加熱してカサを減らし、なるべく多く野菜が取れるようにメニューを考えています。
そして、
【3】彩りを良くする。お弁当箱を開けた時に、同じ色ばっかりだったら、どうでしょう?いろいろな色があると、開けるのが楽しみで食欲も増してきます。私自身、友だちの彩りの良いお弁当をうらやましく思った記憶があります。
実はこの3つを心がけると、自然と栄養のバランスが取れてきます。
栄養のバランスが良い食事をするのは難しいと思われるかもしれませんが、ちょっとしたコツなんですね。ふだんの食卓も同じように考えてみましょう。
おかずの量が多くて、ごはんの量が少なくなっていませんか?
毎日、お子さんたちは成長していきます。成長期のお子さんに必要な栄養を十分とれるよう、バランスのとれた食事を心がけていきましょう。
もちろん、一緒に食卓を囲む家族の食事もバランスをとることが大事ですね。
毎日メニューに頭を悩ませますが、「お弁当おいしかったよ」の声を励みに、がんばっています。
さあ6月は食育月間です。
この機会に食事のバランスを考えてみましょう!
文/浜松市管理栄養士 小野 睦世