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防災について
こんにちは。保健師の平野です。
寒い日々が続いていますが、みなさん体調を崩していませんか?手洗い・うがいをし、風邪をひかないように注意しましょう。
今回は「防災」をテーマに、常日頃意識しておくと良いことをお伝えします。なお、防災に役立つ詳しい情報についてはぴっぴの中の「防災ブログ」をご覧くださいね。
*ご存じですか?隣三軒の方のお顔とお名前
昨年の11月22日、長野北部地震が発生し、全壊した住居がたくさんあった中、誰一人命を落とさずに済んだというニュースは、記憶に新しいことだと思います。常日頃から地域の絆が強く、地震発生後すぐに地域の方々で人命救助に取り組まれたことが大きな話題となりました。
今、浜松市で同じような災害が起きた時に、私たちは近所の方と助け合うことができるでしょうか?
「同じアパートに住んでいても、違う幼稚園や保育園に通い、名前も知らない。」ということを耳にすることがあります。
大雨や台風等で、避難勧告が出されることも多くなりました。もしかしたら避難所で地域の方々と生活を共にすることが、今後起こり得るかもしれません。避難所での生活において赤ちゃんや小さなお子さんを連れての生活は、本当に大変なものになると予想されます。
また災害発生後、地域の方々と協力して、人命救助や復旧作業に取り組む日がやってくるかもしれません。そんな時、顔も名前も知らないというより、常日頃から知った間柄のほうがどれほど気持ちが楽になるでしょうか。
この機会に各ご家庭の防災対策と合わせて、地域のつながりや地域防災について考えてみましょう。
*ご存じですか?地域防災訓練
毎年12月第1日曜日は県が定めた地域防災の日です。1986年に発生した東南海地震を契機に、市内の各自治会が中心となって地域防災訓練が行われています。その名の通り地域の方々自らで行う訓練です。昨年は12月7日に行われました。消火訓練、バケツリレー、非常食の炊き出し等地域ごとで様々な内容を行っています。
私は子どもが小学生になり、訓練に参加するようになりました。子どもたちも学校の訓練と違う経験ができて、防災について改めて関心を持ったようです。
みなさんも地域防災訓練に関心を持っていただき、参加していただけたらと思います。
*地域とつながるきっかけとは?
例をあげますと・・・
・地域行事、祭典、運動会、草刈り、清掃に参加する。
・協働センターまつりなどのイベントに参加する。
・地域のバレーボールやソフトボール等クラブ活動に参加する。
・地域の子育て支援ひろば、親子ひろば、公園などに出かける。
・地域の未就園児サークルや幼稚園のプレや学校のバザーなどに出かける。
・ごみ捨てに出る時や回覧板を回す時など、近所の方々に出会うときは積極的に挨拶をする。
例にあげたことをしてみれば、小さなお子さんを連れて散歩している時などに近所の方がきっとかわいいお子さんに声をかけてくださるようになるでしょう。
積極的に地域の場に出かけるのが苦手な方は、地域の民生委員さんや主任児童委員さんに相談してみてはどうでしょうか。民生委員、主任児童委員さん方は地域の相談役で、地域の情報をたくさんお持ちです。困ったときは是非相談してみてください。
浜松市は大きな市ではありますが、各自治会活動が積極的に行われている所が多くあります。普段から地域の絆を大切にして、地域防災の気持ちを忘れないでいたいものです。
文/浜松市保健師 平野亜紀