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1.17を忘れない
阪神淡路大震災から20周年を迎える平成27年を前に、兵庫県・神戸市では震災復興の資料をアーカイブ化・書籍化したり、映像データをオープンデータ化するなどの試みを進めてきました。それらの多くは今、インターネット上で閲覧することができます。
ニュースとして流れていた当時は痛ましく、生々しかった映像も、歳月を経て「記録」として保管され、私たちに多くのことを伝えてくれています。
阪神淡路大震災からおよそ16年の年月を経て、東日本大震災が発災しました。この二つの震災の復興を比較検証する動きもあり、また、阪神淡路大震災の復興ノウハウを東日本につなげようという動きも見られました。震災に学ぶ、と言うにはふたつの震災はあまりにも状況が違うのですが、この大きなふたつの震災を経たからこそ、“備える”という意識が定着してきたと言えるでしょうし、また、問題点も明らかになってきました。
南海トラフ大地震に備えて、私たちは今 何ができるのか。それは、日常から防災を始めておく、ということではないでしょうか。
物資を備えておくことはもちろん、常日頃から家族・地域で協力できる体勢を作っておくこと。そして、防災の意思決定の場に、女性や子育て世代が参画すること。過去の大きな二つの震災を見つめ、未来に起こりうる大規模災害に備えていくこともまた、いたましい犠牲を活かすことになるのではないでしょうか。
浜松では、今年も「1.17希望の灯り実行委員会」と「災害ボランティア連絡会」を中心に、キャンドルセレモニーが企画されています。子どもが手でこねて、好きなかたちのキャンドルを作れるワークショップも開催されます。親子で参加し、災害について、防災について 語り合ってみませんか。(写真はイベントで使われる蜜蝋の手こねキャンドルです。これらのチップを手の熱で温めてキャンドルを形作っていきます)
◆阪神淡路大震災 20周年祈念キャンドルナイト 1.17希望の灯り
(ずきんちゃん)