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赤ちゃん返りと上手に付き合う 助産師たちのつぶやき

助産師たちのつぶやき

みなさん、こんにちは。段々と寒さが厳しくなってきましたね。体調管理には十分気を付けてください。

次の子を考えるタイミングは人それぞれです。お産直後に次の子のお話をする方もいれば、上の子と何年も離れてようやく考えられる方もいると思います。私は3児の母ですが、1人目の出産直後から1歳近くになるまでは、「子どもは1人でいい」と思っていました。2歳になる頃に「きょうだいがいた方がいいかな」「小さい子が家にいたらいいな」という気持ちに変化ができてきました。

いざ2人目を妊娠・出産してみると上の子の赤ちゃん返りが始まりました。赤ちゃん返りは特に3歳頃までは起こりやすいと言われています。4歳頃になると他の人の気持ちが理解できるようになるので、激しい形で出ることは少なくなるようです。当時2歳だった娘は何でも「ママがいい」と言いました。ようやくトイレでおしっこができるようになったのにもらすようになりました。赤ちゃんに対しても「いらない」と言われてしまい、どうしようか悩んだ時期もありました。

そんなとき助産師の先輩から2つアドバイスをもらいました。

  • 赤ちゃんよりも上の子を優先させる
  • 子どもにしっかりと言葉で説明する

私は上の子を優先するようにはしていましたが、言葉にはしていませんでした。子どもにとって親の態度だけで察するのは難しく、言葉にしなくては思いが通じないのだと知りました。何をするのでも「まずはお姉ちゃんから、次に赤ちゃんね」と言葉にするようにしました。実践してみると少しずつですが上の子に変化がでてきました。娘からも「最初ねえねで、次は赤ちゃんだからね」という言葉も聞かれるようになりました。何でも「ママがいい」は変わらずでしたが、トイレでおしっこができるようになり、赤ちゃんに対しても「かわいい~」と言ってくれるようになりました。赤ちゃんが泣いていればあやしてくれるようにまでなりました。

上の子にとって弟・妹ができることは大きな成長となります。当院では立ち会い出産を積極的に行っていますので、赤ちゃんの誕生を家族みんなで迎えるのもいいですね。2人目・3人目・4人目…の妊婦さん・子育て中のママ、上の子の赤ちゃん返りと上手に付き合いながら楽しみながら育児をしていきましょうね。

文/浜松医療センター 助産師 田中智香子

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