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子どもの五月病について

五月病みなさんこんにちは。保健師の山下です。

木々の緑もまぶしさを増し、体いっぱいに春を感じる季節となりました。この春、新しい生活をスタートさせたお子さんが身近にいらっしゃる方も多いのではないでしょうか。そこで今月のテーマは「子どもの五月病」についてです。

1.子どもにも五月病?

以前は新入社員などの社会人が新しい環境でのストレスから、5月のゴールデンウィーク頃をきっかけに、それまでの張りつめた緊張の糸がぷっつりと切れて無気力になる様子を指していました。しかし、近年では生活様式や習慣、活動量の変化など様々な要因から、幼稚園入園などを機に小さな子どもにも増えているのではないかと言われるようになりました。

2.どのような 変化がありますか?

新しい環境で精いっぱい頑張ってきた子どもたち。中には初めての集団生活に慣れないうえ、「泣かないでえらいね!」「頑張ってるね!すごいね!」とほめられてうれしい反面、無理をしてしまう子もいます。いつもと違う次のような変化がみられたら、SOSのサインと考えてもよいでしょう。幼児の場合、

(1)朝、起きたがらない。
(2)登園したがらない。
(3)できていたことをやらなくなる。
(4)以前より甘えが目立つ。
(5)食欲がない、食べる量が減る。
(6)疲れやすくごろごすることが多くなる。
(7)頭痛やめまいを訴える。

などの変化がみられる場合が多いようです。まずは五月病以外の体の異常(病気)が隠れていないか細やかにチェックし、病気かな?と気になる症状があれば早めにかかりつけの医師などに相談してみましょう。

3.どのような接し方が良いでしょうか?

まずは緊張の糸をほぐすことから始めてみましょう。

(1)ゆっくり、ゆったり子どもと話す時間を持つ(気持ちに添う)。
(2)たっぷりスキンシップをとる(ギュッと抱きしめる、甘えさせる)。
(3)できないことを責めない(あたたかい声かけと見守り)。
(4)家族が笑顔で接する(焦らない)。
(5)園の先生に家庭での様子を伝える、相談する。

家庭と園での様子が違い、子どもが園では頑張り続けることもあるようです。園に伝えておくことで、先生方にも見守ってもらえます。大きな一歩を踏み出す子どもたち。軽やかなステップになるよう応援したいですね。

文/浜松市保健師 山下

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